本の学び
『僕の姉ちゃん』 益田ミリ
“人って
未来に約束が欲しい生き物なのねえ”
益田ミリさんから
吐き出される言葉が大好きだ
ちょっと緩めの弟くんと
姉のやりとりが絶妙
正統派的で
恋心に疎そうな弟くんは
“毒”を含む姉の言葉に
「またかよ」
と思いつつ
未知の世界をのぞきたい
怖いもの見たさ(?)
“女心”の真髄に耳を傾ける
「やめろよ」
と言いつつも
日頃気になってた
“女子の習性”について
積極的に質問さえしてしまう
そんな
姉弟のやりとりが
小気味よく
ちょうどいい
いつもは強気な姉だけど
時々
たまたま(?)
姉の中の
弱った部分を見つけてしまう
そのギャップに
優しい弟くんは
ついつい反応してしまう
この設定は
兄貴と妹の関係だと
絶対ありえないし
姉妹だと
“毒”が中和されず
不快が残りそう
姉ちゃんと弟の僕の関係が
だからいい
おもしろい
“手料理”
「じゃ逆に
どういうタイプなら
作ってあげたいわけ?」
「あたしが
作ってあげたいに
決まってる
って
思ってない男」
「なぞなぞかよ」
笑笑
姉の言葉は
そっちからも
あっちからも
裏側からも
その裏側は必ずしも
真逆の180度ではなく
鋭角な斜め後ろからだったり
いろんな方向から
ぽんぽんとやってくる
the女子の思考回路が
痛快だ
とても素直なのだ
益田ミリさん
大好きです♡
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