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本の学び 宇宙気分

星の王子さま
サン=テグジュペリ
加藤かおり/訳
矢部太郎/絵
ポプラキミノベル

河野万里子/訳
新潮文庫


宇宙気分只中なので

宇宙を連想させる本を
読もうと思い立った

まず思いついたのは
やはり
『星の王子さま』


過去に
何度か挑戦したけれど
最後まで読めたためしがない
確か
文章が頭に入ってこなくて
同じところを何度も繰り返して
飽きて断念してた
という記憶がある

なので
読みやすさ重視で
加藤かおりさん訳の
児童書を読んでみた
(小学校中学校)

なるほど
一気に読めた


どうやら
読み手と訳す方との
”相性”があると知ったので

ならば
もう一冊
河野万里子さん訳の
文庫本も読んでみた


おふたりの言葉が?表現が?
やわらかいから?
つっかからずに
すーと
すんなり読めた


物語の中の
さまざまな関係性に
興味を持った

王子さまとバラの関係は
わたしがバラだな

この歳でようやく
”バラ”になる術を身につけた

夫は
”ついたて”や”ガラスのケース”を
せっせと運んでくれてる

活火山や休火山の掃除もしてくれる
感謝感謝


いちばん好き
愛おしいと
感じた関係性は
キツネと王子さま

“なつかせて”のエピソード

ふたりのやりとりが
とてもかわいくて
読み心地よかった


この関係性
さっそく試したい

1歳になった
愛娘の愛娘は
絶賛人見知り中

今月久しぶりに会うから
あたしも彼女に対して

「おねがい•••••なつかせて!」

と思っている


コツを復習しておこう

(河野万里子さん訳)P103〜105

”がまん強く”なること

「はじめは
ぼくからちょっとだけ離れて

こんなふうに

草のなかにすわるんだ

ぼくは横目で
ちらっときみを見るだけだし

きみもなにも言わない

ことばは誤解のもとだから

でも日ごとに
きみは少しずつ近くに
すわるようにして•••••」


さらに
“ならわし”

「そわそわしたり
どきどきしたり

幸福の味を知るんだよ!」

そうそう
それそれ♡
わかる〜



(加藤かおりさん訳)P113〜114

“ねばり強く”やるんだ

「まず
おいらから
ちょっと離れたところに座る

こんなふうに
草むらに

おいらはきみを横目で
ちらりと見る

で、きみのほうは
なんにもいっちゃだめだ

言葉ってのは
かんちがいのみなもとだから

けどな
きみは毎日ちょっとずつ
こっちにちかづいてきて座るんだ•••••」

そして
“しきたり”

「そわそわして
気が気でなくなる
しあわせの味をかみしめるんだ!」



そして
お別れのシーンが
やってくる

「でも
泣くんでしょ!」

「もちろん泣くさ」


そうだよね•••
想像すると
ちょっと泣きそうになった



砂漠のベビとの契約のシーンも
胸がぎゅっと締め付けられた



「ぼくはぼくのバラに責任がある•••」
心にしっかり刻むため
王子さまは繰り返した
(加藤かおりさん訳)P118


”悲しくてたまらないときは
夕陽を見たくなる”

”バオバブには気をつけろ”

”きみはごちゃ混ぜにしてる
大事なことも”

”そんなのキノコだ!”

“大切なことは目に見えない”

心に残る言葉がたくさんあった
何度も繰り返し読みたくなる本
と言われているのが良くわかった







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