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宇宙のことを学びたい19/78


宇宙には
138億年のふしぎがいっぱい!
月と銀河と星のロマン
山岡 均監修
ナツメ社

『からだは星からできている』
佐治晴夫


⭐️今日学んだことをメモする  19/78

☄️難しいことや専門用語はスルーする
というルールにしてたけど
今回と次回の学びがあると

今、話題の“アトラス彗星”の
ニュースが楽しめる⭐︎

それと
『からだは星からできている』が
さらにさらに感動できたので
ちょっと難しいけど丁寧に読んだ


太陽系の端っこについて

太陽からは電気を帯びた高温の粒子が
ものすごい速度で常に吹き出している
この粒子の流れを“太陽風”という

太陽風は
もっとも遠い太陽系の惑星“海王星”よりも
ずっと遠くまで届いて
太陽系の周りを包んでいる

太陽風が届く範囲を
“太陽圏(ヘリオスフィア)”という

太陽風が
やがて太陽系外の星間物質に
衝突して速度が落ちていく場所を
“末端衝撃波面”という

速度が急激に遅くなる部分を
“ヘリオシース”という

速度がゼロになる境目を
“ヘリオポーズ”という


1977年に打ち上げられて
現在も宇宙空間を飛行している
NASAの探査機
ボイジャー1号と2号は
どちらも“ヘリオポーズ”を越えて
“太陽圏”の外に出たと考えられている

2機のボイジャーの観測によると
“太陽”から“ヘリオポーズ”までの距離は
約120天文単位で(⭐︎)
ここが
“太陽圏”の端っこ
だといえるでしょう


そして
“太陽系”の端っこは

太陽から数万天文単位離れたところ
太陽系をぐるりと殻のように取り囲む
彗星のもと”になる
氷微惑星”の集まりがあるところ
だと考えられている

氷微惑星の集まりは“オールトの雲”と
呼ばれている


⭐︎1天文単位は
太陽と地球の平均距離をもとにした長さ
約1億5000万km
太陽系の距離を示すときに使う

ちなみに
太陽から木星までは約5天文単位
太陽から海王星までは約30天文単位

P51に図解あり
やはり一目瞭然
わかりやすい

ボイジャー1号が2012年に
ボイジャー2号が2018年に
この“ヘリオポーズ”を越えて
“恒星間空間”へ入った


今、話題の“アトラス彗星”
ネットニュースもざっくりメモしておく

今回のアトラス彗星も米ハワイ大学が運用する
小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)によって発見された

太陽系の外縁を取り囲む氷微惑星の集まりで
ある「オールトの雲」からやってきた
長周期彗星

彗星は通常
太陽の近くを周回して再び太陽系外へと
旅立っていくが、太陽に近づきすぎて
分裂・消滅する場合もある

こうした太陽の至近を通過する公転軌道を
持つ彗星を総称して「サングレーザー」と
呼び
太陽に最接近する「近日点」を無事に通過
できれば、すばらしく明るい彗星になる

今回のアトラス彗星は
太陽への最接近に耐えられず
どうやら崩壊してしまったようだ

ちなみに
紫金山・アトラス彗星という名は
中国の紫金山天文台と小惑星地球衝突警報
システム(ATLAS)によって発見されたため
両方の名前を取って「紫金山・アトラス彗星」と名付けられました

とのこと

タイムリ〜♡
予備知識がなければ
頭に残らなかったニュースだな
学んだワードが出てくると
わくわくする⭐︎⭐︎⭐︎


『からだは星からできている』
こちらには
とても感動的な文章が
連ねてあったので
合わせてメモする


1990年2月15日
自分を生み出してくれた“お母さん”がいる
地球からの呼びかけに
ボイジャーは振り返りました

そして
太陽系全体の“家族写真”を
撮ることに成功したのです

光の速さで走っても
4時間15分もかかるほど遠い
“太陽系のさいはて”
65億キロメートルの
彼方から振り返ったのです

“太陽がまぶしかったよ•••”
そんなボイジャーの声が
聞こえてきそうな
その写真は

太陽の光に照らされて
針の先ほどに小さく光る
“青い地球”が
写っていました

太陽系の家族写真

その写真は
学術研究のためではなく
ただ私たちの地球が
太陽系の第3惑星であり

そこに私たちが生きている

という存在証明のために
撮られたのでした

今、ボイジャーは
地球から
およそ150億キロメートルの
距離にあり
秒速15キロメートル
時速54,000キロメートルという
すさまじいスピードで
遠ざかっています

そして
恒星風の情報などを
懸命に送り続けています

その電波の強さは
10,000キロメートル離れたところを
飛ぶ蚊の羽音くらいの
微弱な信号です

私たちはそれに聞き耳を
立てています

私たちの太陽系の中で唯一
知的生命体がすむ
この青い星、地球

地球をあとに
宇宙という未知の大海原を
ただひとり
二度と帰ることのない旅を
続けているボイジャー

いつの日か
私たちのような知的生命体と
遭遇することになるのでしょうか

そのときには
搭載されている
“バッハのプレリュード”が
“かれら”に
届くのでしょうか

「終章 終わりなきプレリュード」P236
2007年発行

この章は
1977年に打ち上げられた
“ボイジャー”に
なぜ
バッハの「プレリュード」が
選ばれ搭載されたのか?

わたしたち
ヒト科哺乳類の“聴覚”が
優れている意味
とか

ボイジャーが木星に接近して
衛星“イオ”の活火山の写真を
送ってきたこと

それは
サン=テグジュペリの
“星の王子さま”のような
風景だったこと
とか

土星の衛星“タイタン”に
海のようなものがあり
「未知の生物」への期待を
抱かせてくれた

などなど

ボイジャーの功績も
多く語られている

佐治晴夫さんの語りからは
ボイジャー愛
宇宙愛を
とても感じた

ご自身の研究や
お仕事にかける情熱が
すてきだな


太陽系のしくみや
大きさも学んでるので
47年前に打ち上げられた
探査機ボイジャーの
功績の偉大さに
さらに感動した

“バッハのプレリュード”が
“かれら”に
届くのでしょうか

届くかな〜⭐︎


この本は
そのタイトル通り

“わたしたちのからだは
星からできている”
ことが学べる

想像以上に
宇宙とわたしのからだが
関係していることがわかって
おもしろい

そして
わたしが今まで本で学んだ
“好きなこと”が
たくさん出てくる

前回の
『神様の御用人』も
そうだった

再読することで
大好きなことが
改めて新鮮な気持ちで
学び直せることが
とても楽しい


そして
そして
『宇宙兄弟』
8巻9巻
どきどきで泣きそうだった

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