眼科症例報告:進行性網膜変性を疑う犬1例
はじめに
高齢の犬では目が白くなっている子が多いです。白内障であれば手術して見えるようにしてあげることができますが、その他に病気がある場合は手術をしても視力の回復が見込めない場合もあります。
今回は、白内障の手術を希望されて来院されましたが、進行性網膜変性が疑われ、白内障の手術の実施を慎重に判断せざるおえなくなった症例を紹介します。
進行性の網膜疾患があっても、白内障手術後1年ほどはよく見えるようになる患者さんは多いです。目が見える1年ほどの期間をどのように考えるかは飼い主