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人前で恥をかかせてはいけない

こんにちは!
腎臓内科医のDr. Bunです。

本日は閑話休題です。
というか愚痴です。

皆さんは人前で恥をかくような経験をしたことがありますか?
私は何度もあります。

自己肯定感が高い人はあまり一度の失敗を気にしないかもしれませんが、私は自己肯定感が低い人間なのでちょっとでも恥ずかしい思いをしたりすると何日も引き摺ります。

よく人前で恥をかくことを恐れるな、とか、恥をかくたびに成長するとかいいますよね。
でもね。
それって強者の理論ですよ。

小心者にとっては例え小さな失敗だってしたくないんです。
少しのミスであっても指摘されたら心臓がきゅっとなるんです。

なんでこの話をしようと思ったかというと、先日講演会で話をさせていただく機会があって、たまたま講演会で話をしていた先生が少し年次が上のハイボリュームセンターに勤めているいけいけの先生だったもので。
私の発表がつたなくていくつか失敗をしてしまったというのもあるのですが、発表のあとで「私ならその治療はしない(意訳)」のような発言をされていたんですね。
発表があまりうまくいかなかったこともあって、かなり恥ずかしい思いをしました。

でも時間がたって思うのは、そのときはその先生の発言が正しくて自分が間違っていると思ったのですが、よくよく考えるとそういうわけでもないんですよね。
なのに、わざわざ大人数が視聴する講演会でそういう恥をかかせるような発言をするのってどうなんだろうと思うんですよね。

まぁ悪気はないんでしょう。
しかし、いくら業績のある有名な先生であろうが、人前でそういう他人に恥をかかせるような発言をしてしまうような人とはあまり関わり合いになりたくないなぁと思ってしまいました。

大事なのはですね、こういう風に恥ずかしい思いをしたり失敗したりして自己肯定感が下がってしまう場面っていっぱいあると思うんです。
ただ、もしそれが人前で恥ずかしい思いをさせられたりということが原因であれば、自分だけでなく相手にも問題があるんです。
それで、そうした相手とは距離をとることも大事かと思います。

それで、もう一つ重要なのは自分も知らず知らずのうちに他人に恥をかかせているかもしれないな、ということ。
特に公的な場や、他に多数の人がいる場面で他人のプライドを傷つけたり間違いを指摘するようなことは避けるべきだと思います。

ただ、意見交換が必要な場合は、対立意見をいうことが相手の意見の否定につながることもあり難しいですね。
明らかに相手の意見がおかしい場合に、それとなくそれを指摘することはやはり気を遣うものです。
そういう時は間違いを指摘するだけではなく、良い所も指摘するようにしましょう。
褒めるときは人前で、間違いを指摘するときは人がいないところで、ルールです。

とにかく言いたかったのはですね、もし恥をかいたときには自分を責めすぎるのではなく、そもそも恥をかかせた方に問題があるとマインドセットを切り替えること。
自分自身が相手に恥をかかせるような発言をしていないか、身を引き締めることが大事ではないかということです。
それではまた。


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