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【Verse】成人の日 ー 年寄りの戯言 ー

「Verse」(ポエム?)的な年寄りの戯言回です。
前半はプログラミング思考について、
後半は新成人にむけて。

まず、最近流行りの「プログラミング思考」教育について
自分(古いプログラマー)は「プログラミング思考」はプログラム言語の
 ・ 入力
 ・ 出力
 ・ 繰り返し
 ・ 分岐
の基本4要素で問題を解決する事とする考えています。
「鶴亀算」や「盗人算」等も上記4要素で表現でき結果を得ることができます。
本来、小学生の時「鶴亀算」や「盗人算」等を学ぶ目的は問題解決手法の手札を増やすためだと自分は考えています。其のため方程式や上記のような単一で全ての問題を解決する方法論を初等教育に持ち込むべきではないと思っています。
学習時に「ワイルドカード」を渡すべきではありません。
ちなみに、開発効率を考えるなら「ワイルドカード」は有効だけど、下手に使うとバグの元と言われています。

さて、反論として「プログラミング思考」教育は
 論理的な思考を育てる
 試行錯誤を繰り返し正解を会得する
等の題目が在るとされていますが・・・。
それらの題目は幼稚園での「積み木遊び」や「砂山づくり」でカバーされるべきものです。繰り返し試行錯誤ている様子を見て大人が横から手伝ってしまうから・・・良かれという思いが学習を妨げています。
  しかし、子供って繰り返し(試行錯誤)作業が好きだよね。
省庁のだす題目程度なら(あまり個人的には好ましく思わないけど)「マインクラフト」等のゲームを遊ばせるだけで勝手に子どもたちは身につけてしまいます。
結局、「プログラミング思考」教育は「新しい商品」か若しくは後輩の「技術」にビビった年寄りが「目先」を変えて「自己の技術」を宣伝している物の様に思えます。

全否定している訳ではありません。流行りの「プログラミング思考」教育は「TOK(知の理論)」教育と理念が似ているので「TOK教育」という名前のまま、「TOK」の一つの部品としての役割をもつ方が良いと自分は思っています。
今の大学生なら「TOK」を触りはしていると思うし。。。


さて、少し昔の話、自分が中学一年の時に「ゆとり教育」は始まった。上の学年は百ページ程の「口語文法」を教本として授業が行われたが自分の学年からは国語の教科書のうち2頁のコラムでの教程になっていた。(幸い、自分の通った中学では前年の教程で授業が行われたが・・・)
当時の自分たちは
 「学生運動して勉強していない人が先生になるからしかたないよね」
 「学習機会を奪う『ゆとり教育』は・・・優しい虐待?」
 「皆でさぼって皆でバカなビンボーになるのが公平な社会(主義)なんだってよ」
等と中二病を発症していたのだが、結局、愚痴るだけでサボっていることに代わりはなかった。
月日が経ち、今年の卒業予定の現役大学生が小学一年生になる時に「ゆとり教育」が解除された。
今年、成人を迎える諸君も勿論「ゆとり教育」のクビキから開放された世代だ。
(私達、歳を重ねた者の責任では在るのだが)学習項目が増えているのに指導者はそこに追いつけていない上に「コロナ禍」で「学舎」まで奪われていた中で諸君は其々それぞれ其々それぞれの方法で「学」んできたはずだ。
だから僕は君たちの世代を「Z」や「ゆとり」等とよばず
  『独学の世代』
とよびたいと思う。
 世代の変わり目だった自分たちから世代の変わり目の諸君へエールを
諸君は自分たちの「学」びを信じて、「目先の流行」に惑わされず歩み続けてほしい。
 !乾杯!

今回はこのあたりまで・・・・・・

…ではまた。

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