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映画エゴイストを観た

鈴木亮平さんと宮沢氷魚くんのエゴイストをアマプラで観ました。
(!ネタバレしてます!)

わたし的には、ポスターが何となく切なさげではあるけども、切なめの素敵なBLの映画なんだろうなと勝手に期待に胸膨らませていたのです。
が、あまりにも辛い話だったのでなんでこんな物語を作るんだ!と後から調べたら実話だそうで、なるほどと理解しました。

最初のシーン、初見でもう鈴木亮平さんが完全にゲイの人にしか観えなかったのはさすがだーー!と唸りました。

髪型でもう、あ、この人ゲイだろうな!って分かっちゃうんですけど(いや分かって観てるはずなんだが新鮮にそう感じてしまった)次の瞬間に佇まい、動き、言葉、まあ要するに全身で浩輔さんと言う方になっていて、その性別は鈴木さんのものとは違うものなのに、その仕上がりに感動しました。

本当に細かいところまで全てが浩輔さんと言う人でした。
例えば扉を閉める手の動きとか、龍太くんを抱きしめる手の指先とか。

わたしは以前いわゆるオネエの有名人の方をお見かけしたことがあるのですが、彼女は一緒にいた女性の友人たちよりも女性らしかったのです。
それがなぜなのか?と考えた時に、佇まいと仕草だなと感じたのですが、あの方と同じ佇まいと仕草を浩輔さんもしていました。

と言うことは鈴木亮平さんは演じている最中は、やっぱり中身が女性になっていたんだろうなと感じました。

それにしても、内容は辛かったなあ。龍太くんが良い子すぎて辛かった😢

でも彼は浩輔さんに出会って、本当に彼を愛して愛されて、彼のお陰でお母さんに言える仕事ができるようになって喜んでいたから、幸せな世界で満足して亡くなったと信じます😢

でも、仕事を変えて欲しいと頼んで援助することを提案した浩輔さんの後悔を想うと、身が千切れる想いだったんじゃないかなあと思い、じぶんをエゴイストって言ってしまうのも頷けましたし、中学生の頃にお母さんが亡くなっているから、龍太くんのお母さんに実の母を投影したのだろうし、愛する人の母として大切にしたくて援助したんだろうし、それはとても純粋な優しさで愛だとわたしは感じました。
エゴイストなんかじゃないよーー😢って、思ったなああ。
でも自らをエゴイストって言わないと、心が保てなかったのかなあとも思いました。

今はきっと全員天国で幸せだと信じます!

それしても、鈴木亮平さん大好きですー❤️

もちろん宮沢氷魚くんの演技も素晴らしかったです👏
イケメンだし可愛いしで。ゲイの役多くない?なんかしっくり来ちゃうんだよなー🤔🏳️‍🌈

あと、阿川佐和子さんて、演技お上手!とびっくりしました。女優さんじゃないですよね??
ナチュラルだったなぁ。

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