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クラシック映画の宝庫・Amazonプライムビデオから「暗黒の恐怖」をチョイス

Amazonプライム・ビデオではクラシック映画のラインアップが充実していて目移りしてしまう。今日はエリア・カザン監督の「暗黒の恐怖」(原題:Panic in the Streets、1950年)を拝見。ニューオーリンズで密入国者の射殺体から肺ペストが検出され、衛生局員(リチャード・ウィドマーク!)と刑事(ポール・ダグラス)が保菌者の犯人を48時間以内に捕まえようと悪戦苦闘する。犯人役は名作西部劇「シェーン」(1953年)などでも強烈な印象を残したジャック・パランスで、長身で運動神経が良く、ウィドマークに負けない悪人ヅラでとても良い。本作で映画デビューとのこと。

注射しちゃうぞ!

48時間というタイムリミットサスペンスは生かされてないし、衛生局員と刑事のバディぶりは物足りないし、感染に関する危機意識が薄い(現実にコロナによるパンデミックを経験したので余計に)など、不満点が多い。アカデミー賞原案賞を受賞したというのだが…。因みに映画「カサンドラ・クロス」(1976年)はもっと大風呂敷を広げていて、生物兵器用の細菌に感染したテロリストが逃亡中にヨーロッパ大陸縦断列車に乗り込みパニックになるという大作だった。

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