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偉大なるB級映画の帝王 ロジャー・コーマンに痺れる

昨年98歳で亡くなった「B級映画の帝王」ロジャー・コーマン著「私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか」 (ハヤカワ文庫NF)が復刊され手元に届いたので夢中になって読んでいる。約500ページもの大著で、既に400ページ超を読了。作品ごとに付箋をつけているのだが100本も手がけている人ゆえ付箋で本自体が膨れ上がるありさま。

2日で撮った名作ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」、アラン・ポーの怪奇シリーズ、当時のアウトローたちを描いた問題作「ワイルド・エンジェル」「白昼の幻想」、私がコーマンの最高作だと思っている「侵入者」ーといった作品の撮影秘話、まだ新人だったジャック・ニコルソンやコッポラ、ボグダノヴィッチ、ジョナサン・デミ、スコセッシらとの仕事など読み応えたっぷり。「社会的な視点で作品の質が向上する」といった含蓄ある言葉もチラホラ。ためになるわー🤩

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