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Netflix新作映画、ラテンアメリカ文学の傑作「ペドロ・パラモ」を見た
先月の読書報告で絶賛したラテンアメリカ文学の傑作「ペドロ・パラモ」(フアン・ルルフォ著)がNetflixの新作映画として今日6日に配信されることを知ったのが、つい数日前。早速鑑賞。死者が日常生活に当たり前のように出てくる「マジックリアリズム」の小説で、ペドロ・パラモという名の父親を捜しに来た青年が死者の町に着くと…という話。
ペドロに関係する多くの人物が登場、70もの断片で描かれており、相関図を書きながら読んだのだが、その相関図が今回の鑑賞にも役立った。原作を読んでいない人は混乱=つまらない・分からないという感想になるに違いない。私は頭の中で映像化しながら読んでいたので、答え合わせのようで2時間12分間、大いに楽しませてもらった。
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何よりこれが初監督というメキシコ出身のロドリゴ・プリエトはスコセッシやイニャリトゥといったこだわりの映像作家の元で撮影監督をしていた人なので、とにかく映像が素晴らしい。ここぞとばかりドリーズームを使ったりと撮影技術を駆使していて〝ああ、やってるわい〟とほくそえんだ。11月に配信されるNetflix映画はアカデミー賞に絡むことが多いので、本作も狙っていると思われる。同じメキシコ出身のアルフォンソ・キュアロン監督作「ROMA/ローマ」(大好き!)も米国で2018年11月に公開され10部門ノミネート、3部門受賞という結果に。本作も撮影賞にはノミネートされるかも。
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