槿紫

好きな話題=美術鑑賞、観劇(宝塚・ミュージカル)、本、ドラマなど。

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好きな話題=美術鑑賞、観劇(宝塚・ミュージカル)、本、ドラマなど。

最近の記事

ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル観劇〜ふたりのサティーン〜

なんとも中毒性のある作品だ。 一度この作品を観てしまうと、観劇の機会があるならまた観たい!と思ってしまう。 ストーリーにあわせて作品を彩る魅力的な曲に目を離すことができないダンスパフォーマンス。 サティーンとクリスチャンは平原綾香と甲斐翔真。 クリスチャンは希望に燃え、若さ溢れる好青年。サティーンに恋をしてさらに弾む心情を、持ち前の身体能力も活かしてイキイキと演じる甲斐翔真。 続いて登場したサティーンは、キラキラと眩いばかりのオーラを放っている、まさに歌姫。 平原綾

    • 周明の物語

      まひろが越前で出会った青年、周明。 宋人かと思いきや、対馬生まれで親に捨てられ、宋人の中で生きてきた。 どこか影のある人物に思えたのはその過酷な生い立ちが影響していたのだろう。 自分は何者なのか、というセリフもあった。 松原客館で過ごす日々がどんなものであったのかは分からないが、見知らぬ土地で先行き不透明なままとどめ置かれるのはさぞ辛いものだと思われ、宋人たちの登場シーンが荒れていたところからも彼らの不安や苛立ちを伝えている。 そんなとき、まひろに出会う。 宋人に興味津々

      • 『光る君へ』ついにまひろが結婚へ

        歴史上、紫式部は藤原宣孝と結婚し、一女をもうけていた― 藤原道長がまひろ(紫式部)のソウルメイトとしてドラマが進む中、一体どうやってまひろは史実で知られる通り藤原宣孝と結婚するのか、という疑問をこの半年近く持ち続けていた。 そしてついにその時が来た。 宣孝の投げかけた言葉はあまりにも直球。 まひろのどんな反論にも畳み掛けるように返す言葉はもはや豪速球。 都から送られてくる手紙も「帰って来い!」とシンプル。まひろもついついウフフとなる。 複雑な性格のまひろにはゴチャゴ

        • 好きなものに囲まれる

          先週末で終了した静嘉堂文庫美術館の展示『画鬼河鍋暁斎✕鬼才松浦武四郎』。 一番の目的は「地獄極楽めぐり図」だった。 この作品はずっと見ていたい気持ちになる。 ひとり娘が亡くなり、親が娘の供養のために作成を依頼したという。 作品の作られた背景に親の愛情を感じてグッとくるものがあるとともに、作品そのもの、詳細に描かれる地獄と極楽、楽しそうに「観光」している娘の姿が印象的なのだ。 今回は会期末で混雑した展示室の中、ゆっくりとは見られなかったのが残念だったが、 何度見てもこの作品が

        ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル観劇〜ふたりのサティーン〜

          はじめてのnote

          時折、140字では表現しきれないような思いが溢れ出してくることがある。 たった1枚の絵、 ふと思い立って観に行ってみた舞台、 なんとなく見ていたドラマ、 それどころかなんの気無しに歩いてて 目を奪われる風景もある。 過去から現在、未来まで思いを馳せることができる強烈な印象を残すもの。 そんなものに出会ったとき、 気ままに綴ってみようと思う。

          はじめてのnote