好きなものに囲まれる
先週末で終了した静嘉堂文庫美術館の展示『画鬼河鍋暁斎✕鬼才松浦武四郎』。
一番の目的は「地獄極楽めぐり図」だった。
この作品はずっと見ていたい気持ちになる。
ひとり娘が亡くなり、親が娘の供養のために作成を依頼したという。
作品の作られた背景に親の愛情を感じてグッとくるものがあるとともに、作品そのもの、詳細に描かれる地獄と極楽、楽しそうに「観光」している娘の姿が印象的なのだ。
今回は会期末で混雑した展示室の中、ゆっくりとは見られなかったのが残念だったが、
何度見てもこの作品が