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戻って来たマネージャー 2

美波:本日は私の兄である○○のマネージャー復帰の祝賀会を開いてくださ
   りありがとうございます。
   乾杯の前に兄から一言いただきましょう。

○○:皆さん、今回私の復帰にこのような祝賀会を開いて下さりありがとう
   ございます。
   先ずは皆に、4年前何も言わずにマネージャーを辞めて迷惑をかけた
   ことをここで謝罪させて頂きます。本当にすみませんでした。
   少し復帰までの道のりを話します。1年前に電話で秋元先生から、ま
   た、乃木坂のマネージャーに戻ってきて欲しいと連絡を受けました。
   ただ、私は裏切った人間なので戻る資格ないと言って断りました。
   それでも、復帰をお願いされて、そこでライブを見に来ないかと誘わ
   れまして美月の2日目の卒業ライブを見に行きました。

美月:そうなの!

○○:そこで皆さんが輝いてる姿を見ました。
   そこから月日が経つにつれて、もう一度マネージャーとしてみんなと
   仕事がしたいと思うようになって、秋元先生にもう一度マネージャー
   をやらせてほしいとお願いをして、こうしてまたマネージャーに戻る
   ことができました。こんな自分を受け入れてくれて本当にありがとう
   少し、暗い話になってしまいましたがここからは明るく元気に楽しみ
   ましょう!乾杯!

一同:乾杯!

奈々未:皆、明日仕事があるんだから飲み過ぎないように!

メンバー:は~い

○○:僕の席は?

奈々未:○○はこっちのOGチームだよ

○○:ゲッ
  マジっすか?

奈々未:しょうがないでしょ
    会いたい会いたいって駄々こねてたんだから

○○:ハハハハハ
  
奈々未:まいや~ん!
    連れて来たよ!

麻衣:○○~~

ギュー

○○:ビックリした~
  急に抱き着かないでよ

麻衣:だって寂しかったんだもん
   卒業ライブにいなかったんだから

○○:それはごめんね
   後で卒業コンサートのDVDをゆっくりみるよ

麻衣:絶対に見てよ!

沙友里:私のも見てくださいよ!

飛鳥:私のだって見てよ!

○○:心配しなくたってみんなのは、しっかり見るよ!

奈々未:最初の仕事は、みんなの卒コンを見ることかしら

麻衣:それいいね

○○:やだよ!

奈々未:何で?

○○:だって……

沙友里:もしかして泣いちゃうから~

○○:んな!
   泣かないし!

飛鳥:絶対に泣いてそう

奈々未:なんか想像できる(笑)

○○:僕の事バカにしないでよ!

ギュー

○○:どうした?
   急に抱き着いてきて、美月?

美月:久しぶりに○○さんを見たら昔みたいに抱き着きたくなっただけです

奈々未:加入当時からずっと、美波と美月は○○に抱き着いていたよね

麻衣:そうだった
   忘れてた

飛鳥:美波は兄妹だから分かるけど、美月も負けないくらいに○○に懐いて
   いたわ

美月:○○さんが急にいなくなって物凄く悲しかったんですよ

○○:ホントに?

奈々未:ホントよ
    ほとんどのメンバーが立ち直れた中、美月は結構かかったんだから

○○:急にいなくなってごめんね

美月:頭をナデナデしてくれたら許します

○○:わかった

ナデナデ

○○:これでいい?

美月:終わりまで離れたくないです?

○○:今日の美月は甘えん坊さんだなぁ~

美月:だって~

○○:いいよ
   いくらでも甘えて

ギュー

奈々未:美波に怒られない?

○○:帰ったらいくらでも甘えて良いよって言ってあるから大丈夫

奈々未:ふーん
    それより、5期の名前知ってるの?

○○:まだ、挨拶したけど名前は聞いてないや

奈々未:ならこの場で聞いてきたら?

○○:そうします 
   美月も行く?

美月:行く

○○:歩きたいから、一旦離れて

美月:やだ
   おんぶして

○○:分かったよ
   よっこらっしょ

美月:重くない?

○○:全然、むしろ軽すぎて心配

○○は美月をおんぶして5期生の所に向かった

○○:みんな、ここいい?

5期:あ、大丈夫です

○○:みんなの名前を教えて欲しいな

美空:あの~
   後ろの人は?

○○:ああ
   もう寝ちゃったか
   美月だよ

5期:美月さん!

○○:初めて個人のマネージャーとして就いたのが美月だったからさ他のメ
   ンバーよりも少し思い出深いんだよね

美空:そうなんですね

○○:美月は無視して自己紹介してもらってもいい?

和:神奈川県出身、井上和です。
  今日は助けてくれてありがとうございました。

○○:無事でよかったよ

美空:福岡県出身、一ノ瀬美空です。

咲月:千葉県出身、菅原咲月です。

彩:千葉県出身、小川彩です。

奈央:千葉県出身、冨里奈央です。

いろは:千葉県出身、奥田いろはです。

アルノ:千葉県出身、中西アルノです。

茉央:兵庫県出身、五百城茉央です。

瑛紗:東京都出身、池田瑛紗です。

桜:神奈川県出身、川崎桜です。

姫奈:愛知県出身、岡本姫奈です。

○○:自己紹介ありがとう
   何か質問はある?

奈央:彼女はいますか?

○○:いないよ(笑)

和:好きな食べ物は?

○○:美波が作る料理かな

瑛紗:何で一度マネージャーを辞めたんですか?

○○:…………それはちょっと答えられないかな
   いつかは教えるよ
   他にある?

咲月:キャプテンは小さい時どんな感じだったんですか?

○○:そうだね
   美波は常に僕についてきてたよ

いろは:そうなんですか!

○○:今の姿からは想像出来ないと思うけど、ホントに甘えん坊さんだった
   よ。

美波:お兄ちゃ~~ん!

○○:妹がお呼びだ
   また、話そうね

5期:はい!

美波:お兄ちゃ~ん!
   早く来て~~

○○:今いくよ


○○:みんな酔ってるでしょ

史緒里:酔ってないで~す!

祐希:スヤスヤ(-_-)zzz

○○:相変わらず与田はどこでも寝るなあ

楓:○○さんお酒飲まないんですか?

美波:ホントだ~~

史緒里:○○さんも飲みましょうよ

○○:いや、うーん、今日はいいかな?
   また後で飲もうね?

史緒里:絶対ですよ

○○:うん!

その後○○はいろんなメンバーと会話をしたりして、○○のマネージャー復帰を祝う祝賀会は幕を閉じようとしていた

奈々未:そろそろお開きにしよっか

○○:そうですね

奈々未:じゃあ
    会計は○○ね

○○:え!
   俺!

奈々未:だって、めっちゃ稼いでたんだからさ

○○:なんで知ってるんですか?

奈々未:今野さんが言ってた

○○:分かったよ
   払うよ

奈々未:サンキュー!
    みんな~○○が会計してくれてるって

一同:ありがとう(ございます)

○○:よっこらっしょと

クラッ
バタン

奈々未:ちょっと○○どうしたのよ

○○:ごめんごめん
   足が痺れたは

奈々未:しっかりしてよ

○○:へいへい

○○は会計を終えて、お店の外に出た

奈々未:じゃあ、ここで解散しますのでみんな気をつけて帰るように
     明日も仕事があるんだから、遅れないように

メンバー:はい!

○○:それじゃあまたね

○○は美波と一緒に帰宅した

美波:疲れた~~

○○:お疲れ様

美波:ギューってして

○○:分かったよ

ギュー

美波:お兄ちゃんが帰ってきた

○○:寂しい想いをさせてごめんな

美波:こうして、またお兄ちゃんと一緒に居れて美波嬉しい

○○:僕も嬉しいよ

美波:話したくなければ話さなくなくてもいいけど、なんでマネージャーを
   辞めたの?

○○:いつかはメンバーにも話すけど、美波にはもう話すよ
  ちょっとキツイ話になるかもしれないから、聴きたくなくなったら、言
  ってね

美波:うん!

○○:あれはね確か4年前だったんだけど、当時は今野さんの後釜だったんだ
   よ。だけど、それを、よく思わない上層部の人たちがメンバーを利用
   して僕を追い出そうと計画を企てたんだよ。

美波:なんか怖い

○○:恐ろしいのは、この後だよ。上層部はメンバー自宅の住所を流出させ
   てその責任を当時、メンバーの個人情報とかの重要な情報を管理して
   いた僕に擦り付けて追放しようとしたんだ。

美波:うそ

○○:見事に何人かの情報が流れてしまったんだよ。当時こんな情報が流出
   したんだから、マネージャーとかは皆パニックになって犯人探しが出
   来る状態じゃなかったし、マネージャーの1人がストーカーに襲われ
   たりしてこれ以上の被害を出さないためにも、犯人として疑われてい
   た僕が全責任を負う形でマネージャーを辞めたんだよ。でもその後、  
   上層部を不審に感じた秋元先生を筆頭に今野さんや奈々未さん、それ
   以外のマネージャーが協力して何とかこの騒動は上層部の人が仕組     
   だものだったとわかったんだよ。そこでやっと僕の疑いが晴れたんだ
   よ。

美波:( ノД`)シクシク…
   お兄ちゃんが一人で背負っていたなんて、何も力になれなくてごめん

○○:美波は謝らないで
   美波はそんなことやってないと最後まで信じてくれてたからそれだけ
   でうれしかったんだよ

美波:お兄ちゃん
   抱き着いていい?

○○:ああ
  今日はとことん甘えなさい

美波:お兄ちゃん
   ( ノД`)シクシク…

ギュー

○○:よしよしヾ(・ω・`)

数分後

○○:美波?

美波:スヤスヤ(˘ω˘)

○○:泣きつかれて寝ちゃったか
   僕の妹に生まれてくれてありがとう美波

○○は寝てしまった美波をベットまで運んで、自分の部屋に戻った

○○:美波ももう26かぁ~~
   時が経つのは早いな~~

○○はそんな事を言いながら、自分の引き出しを開けて一枚の封筒を取り出してその中の紙を取り出して眺める

ズキン

○○:美波といつまで一緒に入れるのだろうか…………

○○が取り出したのは、梅澤○○と書かれて紙だった。
紙を取り出した瞬間○○の携帯がなる

○○:もしもし

??:私だよ

○○:どうしたんですか?
   こんな夜遅くに

??:実は…………………………………………


   


   


   

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