騎手のスマホ不正使用問題に関して
今回の永野猛蔵騎手の引退は親戚への予想行為があったことも大きな原因だとは思うが、1年以上に渡って厩舎関係者と調教について連絡をとっていた事はスマホ問題対して大きな問題だと思う。
永野騎手はスマホ2台持ちで1台は預け、もう1台で外部との通信をしていたとの事だが。
永野騎手は4年目で厩舎に所属している騎手で相手の厩舎関係者は厩舎での先輩にあたるのだろうか?
厩舎関係者なら当然騎手が調整ルームで外部と通信出来ない事は知っているはずで、所属厩舎の先輩であるなら注意すべき事であるはず。
逆にその先輩である厩舎関係者が2台持ちで誤魔化せる事を教えて通信を強要している事はないだろうか?(もちろんそれでも断らないといけない事だが)
上下関係の厳しい世界で所属厩舎の先輩にあたる厩務員や調教助手だと若手騎手には断る事も難しかったのかもしれない。
こういう問題が起こった時に厩務員や調教助手は厩舎経営者である調教師が雇用している為JRAが罰則を与えられないという話が出てくるが、それであれば調教師(雇用主)に一定期間の調教停止などの罰則を与える事も考えないといけないのではないかな?
もしくはもっと若手騎手が断り難いという意味では厩舎関係者が調教師という事はないのだろうか?
もちろん禁止されてるタイミングで使用してしまった騎手が悪いというのは間違いないが真の原因をつかまないと無くならないように思う。
とりあえず調整ルームの運用を厳しくしていくというJRAの対応はやむを得ないが、騎乗停止処分をした事で終わりではなく真の原因を追求し解決してほしいと思う。