くじらっち

くじらっちと申します。パソコンで音楽を作って、AIボーカルに歌ってもらっています。 音楽の記事を中心に書こうと思っていますが、常に脱線する性格(目標に向かって、なぜかそこから外れていく)のため、実際に書く記事は森羅万象手当たり次第何でもござれの文章になりそうです。どうぞよしなに。

くじらっち

くじらっちと申します。パソコンで音楽を作って、AIボーカルに歌ってもらっています。 音楽の記事を中心に書こうと思っていますが、常に脱線する性格(目標に向かって、なぜかそこから外れていく)のため、実際に書く記事は森羅万象手当たり次第何でもござれの文章になりそうです。どうぞよしなに。

最近の記事

植木等に学ぶ、「無限ループ」からの外れ方

〝わかっちゃいるのに、やめられねぇ。” 昔むかしの大昔、植木等というコメディアンがテレビの中で踊りながら歌っていた。(『スーダラ節』というぶっ飛んだ曲です。) それを見て「よい子」だった私は首をかしげた。 「どうして、わかっているのにやめられないの? いい大人なのに。」 「いい大人」。 「未完成の子ども」と違って、分別があって、賢くて、正しくて、立派なのが「大人」だと思っていた。 でも自分自身が「いい大人」になってみて、それがとんでもない誤解であったことを思い知らされた。

    • 【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❻〜最終回】

      【成長という名のごほうび】 人間、どんなことでも、好きなことを続けているといいことがあるものです。 純粋にそのことだけ、何の代償も求めず没頭していると、思わぬときに思わぬところで思わぬごほうびを手にしちゃったりします。 後から思えば、それは「成長」という名のごほうびです。 ただ夢中になってそのことに没頭した時間に比例して与えられる、お金に交換することのなかなかできない貴重な宝物です。 もちろん、「お金に交換できる成果」もあり、人はそっちのほうについ目がいっちゃいます。「名

      • 【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❺〜】

        「作曲少年」のお話が、いつしか「中二病少年」のお話へと変化してきました。 今、思い返すと我ながらとっても「イタい」のですが、「思い出しついで」です。この際セキララに残しておくことにします。 「自分で音楽が作れた!」という喜びの気持ちがふくらんでいく一方で、「ああ、こんなことはとても人に言いふらせることじゃない。変なことを始めてしまった…」という、なんとも後ろめたい気持ちに包まれていく自分がいました。 あたりまえですが、歌本に載っていた楽曲たちは元々ちゃんとした正式なメロ

        • 【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❹〜】

          ここで、話を前回の「わっ、自分でメロディーが作れた…」と初めて気づいたところまで戻します。 たとえ「ビギナーズラック」であったとしても「甘い錯覚」であったとしても、当時の自分にとって、「自分でメロディーが作れる」というのは、驚天動地の一大事でした。それまで作曲なんてものは、特別な専門教育を受けた人か、天才的な音楽の才能のある人しかできないと思っていたからです。 それがなんの音楽的な素養もない、どこの馬の骨かもわからないような少年にもできるとわかり、さらにそれがどうやら一過

          【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❸〜】

          こうして最初期の作曲が、「意図的に作ってやるぞ作曲」ではなく、「偶発的にどこからか降ってきた作曲」であったということは、後の自分の作曲人生を決定づける出来事となります。 ただその前に、ここで先に身も蓋もないことを先に書いておきます。 「歌詞を見てたら、音楽のフレーズが降ってきた」という、あの奇跡のような時間は、結局「ビギナーズラック」もしくは「甘い錯覚」にすぎませんでした。 ほとんど何の努力もしなくても曲が浮かんでくる、などという「作曲駆け出し蜜月タイム」はまたたく間に過

          【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❸〜】

          【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❷〜】

          当時流行していた「ギター歌本」を張りきって購入してはみたものの、ドカンと壁が立ちはだかります。 ①そもそもギターのコードをまだ数個しか弾けなかった。(GとCとD7さえ弾けたら「世界征服」できるつもりでいた自分がおそろしい) ②本に載っている楽曲の大部分はまだ聞いたことがない曲ばかりだった。歌手どころか、メロディー自体を知らなかった。 という悲惨な状況に、なけなしのこづかいをはたいてからやっとこさ気がついた少年時代の私でした。 でも買ってしまったものは仕方がありません。なん

          【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❷〜】

          【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❶〜】

          【タイトルはミスチルのあの曲からお借りました。】 「そもそもなんで私は音楽を作り続けているのだろう。」 というより、「今も自分に降ってくる音楽はいったいどこからやってくるのだろう。」というふうに問うほうが自然なくらい、音楽(メロディーのカケラ、フレーズですね)はふとした拍子なんでもない瞬間に、ほぼ勝手に頭の中で鳴り始めます。 犬の散歩中、湯船に浸かっているとき、歯磨きをしているとき、何気ない景色を見たとき、忙しくしていたことがほっと一息ついたとき、突然メロディーの断片が降

          【あんまり、いや、ほとんど覚えてないや〜私の音楽遍歴❶〜】

          くじらっちと申します。

          はじめまして。くじらっちと申します。長い間「深海」に住んでおりましたが、地上からの「妙なる調べ」に誘われて、人間界に浮上しました。 幼い頃からの音楽好きが高じて、十代の頃から曲作りの真似事のようなことをしてきました。しかしながら「くじら」としての海の生活(なりわい)に追われて、なかなかその自分の音楽を形にすることはかないませんでした。 けれども4年前の2020年の春、自分を取り巻く生活(職場)環境が大きく変わりました。さらにそこにあの「コロナ禍」が追い討ちをかけたのです。

          くじらっちと申します。