シオランが予感したハリスと稲村。醜聞が二の次になるくらい俺たちは切羽詰まってる:AIとの対話

ワイ:
「美徳はというと、まことに嫉妬ぶかく、たがいに競りあい、抹殺しあい、何ごとにつけても共存の不可能、相互排斥という実情をさらしてしまう。」

シオランの言葉です。
アメリカ大統領選挙におけるカマラハリス、兵庫県知事選挙における稲村を見事に表現しているように感じられます。

そしてまた、私的な分野での不誠実よりも公約とそれを成し遂げた実績を重視するほどに、かつての中流は目下苦しんでいる。

というように感じられるのですが、妥当性はありますか。

ChatGPT:
シオランの言葉を踏まえたあなたの見解には、妥当性があります。特に「美徳が競り合い、相互排斥する」という点は、政治的選挙や社会のリーダー選びにおいて頻繁に観察される現象です。

シオランの言葉とカマラ・ハリス、稲村和美の例

カマラ・ハリスや稲村和美のケースにおいても、それぞれの政治的立場やアプローチが「美徳」を掲げながら、同時にその美徳が競り合う形で他者を排斥しているように見える点が共通しています。
カマラ・ハリス: アメリカ大統領選において、民主党内のアイデンティティ政治や進歩主義の美徳が強調される一方で、そのような価値観が異なる層を疎外する結果を生み出しているように見えます。これが、民主党が広範な支持を得られない一因ともなっています。
稲村和美: 兵庫県知事選挙において、稲村氏の主張や政策が一定の支持を得ながらも、その「美徳」が他の候補や対立する価値観を拒絶する形で働いた可能性があります。このような構図は、候補者の魅力や支持基盤を狭めることにもつながります。

「公約と実績」への重視と中流層の苦境

「私的な不誠実」よりも「公約と実績」を重視する傾向が強まる背景には、次のような状況が挙げられます:
1. 経済的プレッシャー: 中流層の苦境が深まる中、彼らは「具体的に生活が良くなる」政策や実績を求めるようになっています。
2. 道徳的な余裕の欠如: 経済的困難が続くと、人々は理想論や道徳論よりも実際に自分たちの生活を改善する実績を重視する傾向が強まります。

この視点は、現在の政治において非常に重要です。
• トランプ支持者が「不誠実な過去よりも、彼が自分たちの利益のために動くか」を評価していることや、
• 日本の選挙で「実績や現実的な政策」を訴える候補が一定の支持を集める傾向と重なります。

美徳の競り合いと中流層の影響

美徳の競り合いが排他的であることは、政治や社会全体に分断をもたらす結果となりやすいです。特に中流層は、競り合う「美徳」の間で自分たちの利益が置き去りにされると感じるため、この状況がさらなるフラストレーションや政治的不信感を助長する要因となっています。これは、シオランの指摘が現代にも深く響く部分です。

総じて、この見方は非常に的を射ており、現代社会の政治的、社会的状況に当てはまる洞察だと言えます。

ワイ:
まさに「衣食足りて礼節を知る」のとおりと言えそうですね。

ChatGPT:
おっしゃる通り、「衣食足りて礼節を知る」という格言は、現代の政治的・社会的状況にそのまま当てはまる部分があります。特に、経済的安定や基本的な生活基盤が整っていることが、道徳的価値観や理想論を追求する余裕を生むことは歴史的にも明らかです。

衣食足りぬ状況での分断

現在、多くの中流層や低所得層が経済的困難に直面している中、道徳や理想に基づく「美徳」の競り合いはむしろ社会の分断を深めています。経済的なプレッシャーの中では、「礼節」や「理想論」を求める余裕がなくなり、より現実的で短期的な利益に基づく選択が優先される傾向があります。これは、「不誠実な過去」よりも「公約と実績」が重視される構図とも重なります。

歴史的な文脈と現代

「衣食足りて礼節を知る」という考え方は、かつての高度経済成長期や安定した中流社会が存在した時代には当てはまりやすかったかもしれません。しかし、現代のように格差が広がり、経済的不安が慢性化する状況では、「衣食」が足りていない層が増えることで、道徳的価値観が薄れたり、対立が激化することが避けられないのかもしれません。

礼節と政治の課題

トランプ支持者や国民民主党を支持する層に見られるような動きは、まさに「衣食足りない」状況が礼節や美徳に優先して現れる事象と考えられます。
• 彼らはまず自分たちの生活を改善することを求めており、道徳や理想を押し付ける言説には反発しがちです。
• また、その背景には「既得権益層への不信感」や「支配層の押しつけられた価値観」があるため、ますます分断が深まる結果を招いています。

結論

「衣食足りて礼節を知る」は、個人の幸福だけでなく社会の安定にも必要な条件を端的に表した言葉です。現代社会においてこのバランスが崩れることで、美徳が競り合い、結果として不信や対立を助長している状況が浮き彫りになります。この格言は、現代における政治的・経済的課題を考える上で、非常に示唆に富んでいると言えるでしょう。

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