今日は農家実習にいきました
今日は気分が良い。なぜなら、今日は農家に視察に行く日なのだから。
《ちょっと退屈は講義》
午前中は、作物栽培の講義を受けた。作物栽培の中で、学んだことは鳥取県は豪雪地域であるため、雪降ろしように単棟ハウスになっていることだ。ちなみに、それに対して連棟ハウスは、横に骨組を介して連なっているのだ。ブドウ農家などがこれにあたるそうだ。雪を降ろさないと、重みでハウスがつぶれるため、棟と棟の間に隙間を開けておく。
それから、マルチについても勉強になった。マルチとは、ハウスや露地栽培で地面に敷いているビニールのことだ。マルチにも色の種類があって、それぞれ雑草除去目的、地温上昇・降下、紫外線の反射と役割があるということ。
《色の役割》
黒 →雑草除去
透明 →地温上昇 土壌の太陽熱消毒など
白黒 →地温降下
シルバー →反射(地温降下)
後は、肥料と堆肥の違いや、肥料をあげるタイミングの呼び名、元肥と追肥、農家が使う単位、畝の幅の呼び方などのことの話を聞いた。だけど、結局は教科書に書いてあることって、現場では通用しないことも結構あるそうだ。実際に農家は厳密にどこをどれくらいという指示はなく、例えば "1mの畝作っといて" という具合にaboutなのだという。だから、ちゃんと聞くことが大切だということだった。
結構、言われてみればと思うこともあるし、似たような授業を前日に聞いていたからちょっと退屈な講義だけど、勉強になると思った。
《午後は校外学習?》
午後は実際に農家に出向いて、収穫体験と話しを聞く時間を設けられていた。向かった先は、大栄西瓜の産地である○栄町(旧 大栄町)である。今回は、西瓜の後作でトマトとメロンを作っている農家さんへお邪魔した。後作とは、表作がおわってから、次のシーズンまでの間に違う作物を育てることである。(通年通して同じ作物を育てる場合は、二期作という)トマト農家さんは、西瓜が80a(8反)で、そのうち10aを後作としてトマトを栽培している。また、30aを小松菜栽培をしているそうだ。トマトは2品種を試験的に育てているそうで、摘みたてトマトをその場で食べさせてもらえた。甘くておいしいかった。また、袋いっぱいに詰め込んで持ち帰絵らせてもらえた。たくさんあるから、寮でゆっくり食べることにする。(品種名は追って追記)
それから、メロン農家さんのところに向かった。メロンは、西瓜栽培で使ったマルチとかの資材をそのまましようできるから経済的だという。また、10月~の時期は、北海道のメロンが終わる時期で出しているのが、○栄町しかないため、3L 4玉で1ケース4,250円で売り出せるそうだ。結構おいしい。
ちなみに北海道は、下手したら1玉500円くらいしかつかないそうで、どんなに頑張っても、1ケース3,000円くらいにしかならないらしい。
また、後作のメロンだが、西瓜よりも栽培が楽らしい。ツルの位置を西瓜ほど動かさなくてもよくて、100%着花するので、ミツバチをつかって交配するのが、西瓜よりも簡単にできるそうだ。ミツバチはメロンの花の方が好きらしい。だけど、ほっておくと次々実がつくので、摘果が手間になったりするそうだ。
また、ツルのことをアンテナというそうで、ツルがあってもなくても100円にしかならないため、切り落としているのだそう。
最後に、虫に食われて商品にならないものを食べさせてもらえた。赤肉メロンで糖度が15度くらいあって甘くてこれまた甘くておいしかった。(何かと何かをかけあわせた品種で品種名は追って追記)また、お土産にもらって帰らせてもらえた。これまた寮でゆっくり食べることにする。