Control yourself, Take only what you need from it.
2009年に名古屋で行われた「クッキーシーン・ナイト」というDJイベントでもらったコンパイルCDに入っていて、気になっていたMGMTの「Kids」。記事のタイトルはこの曲の歌詞だ。私はもうキッズ(キッド?)ではないのだけれどグサッとくる言葉だな。
コンパイル盤は新旧織り交ぜた編集で、踊れるような曲が並んでいるから、事あるごとに聴いてはうずうずしていた(笑)。インドアな私なので実際にフィジカルへの影響はほとんどないのだけれど(汗⁈)。
そんなほとぼりも冷めた頃にMGMTの1stアルバム『Oracular Spectacular』を中古屋で発見。“ヴィンテージ”ではない音源を中古屋で探している自分ってどうなの?って思いながらも、お目当ての物があったら買うしかないでしょ。
このバンドのメンバーがどんな音楽を聴いて育ってきたのかとても気になってしまう。アルバムに収録されている曲は未来的でもあるし、懐古的でもある。乱暴に言えば、雑多というのか……。例えば「Electric Feels」という曲はソウルフルなナンバーなんだけど、原始/宇宙みたいなイメージが脳内に広がる。歌詞はわからないけど、音としてね。
ある雑誌のインタビューでバンドの中心人物が「このアルバムを作った時は、これこそが未来だと完全に確信していた。(中略)世界にはまだ黙示録的な雰囲気が漂っていて、ぼくらはなにか超カオス的な終焉が突然襲いかかってきてもたぶん用意ができてると思うんだ」と語っていたことから何となく、アルバム『Oracular Spectacular』は《世界の終わり》とそれ以降も続く世界観のようなものを表現しているのではないかという勝手な解釈に至った。
ビデオは初めて見たのだけれど、すごいねコレ。
MGMT/Kids
私が持っているコンパイル盤にはベルギーのバンド、ソウルワックスのリミックスバージョンが入っていた。こちらもカッコイイ。