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キラキラのキラーチューン

タイトルは私が考えたものではない。そもそも言語自体は誰のものでもないし、ましてや私オリジナルの言葉など存在しない。いや作ればあるか……?それはさておき。たぶんいつか誰かがどこかで言ったか書いたかしたものが頭に残っていて、私の中でパッション・ピットと結びついたのだ。ぴったりではないか。

私は特にエレクトロニカに心酔した覚えはないんだけれど、ニュー・オーダーを知ってからは電子音を使った音楽を抵抗なく聴けるようになった。
そしてシンセサイザーにはアナログ・シンセとデジタル・シンセがあるということをパッション・ピット紹介の記事で読んでからは、電子音をより身近なものに感じるようになったかもしれない。その記事(確実に『クッキーシーン』なんだけど)でパッション・ピットの中心人物、マイケル・アンジェラコスが「バンドの音楽が無機質に聴こえないのは、アナログとデジタルの両方を使っているから」と言っていた。ほー!そうか。それまで全く意識していなかったことに目を開かされた気分だ。どの音がデジタルでどの音がアナログかなんて分かりはしないんだけれど、やっぱりちょっと聴き方が変わるものだ。生のドラムやピアノの音以外に電子音の温かみとか、機械の人間的な部分を探すような感じに。

パッション・ピットの1stアルバム『Mannars』に漂うキラキラ感をどうやって出しているのだろうかと不思議に思っていたが、それがシンセサイザーのなせる技なのかな。ドラマチックな局面を創り出す電子音に鳥肌が立ってしまうなんて、今までなかった。あ、ニュー・オーダー以外では(失笑)。
あと異常に(⁈)高音なボーカルもキラキラの一端を担っている。「Eyes As Candles」は車のCMで使われたこともあるから、記憶にある方もいるんじゃないかな。これは耳を凝らして聴いても、そうでなくても、どうやっても、とにかく良い曲だ。

Passion Pit/Eyes As Candles 

画像のジャケットはリイシューされた時のものだね。
シンセの波打つ感じがゾワっとするのはPCなどのストリーミングではなかなか体感しにくいかもしれない。電子音なのに、デジタルデバイスでの出力がいまいちなのは「なんで⁈」と思ってしまう…(バカだね:笑)。「Little Secrets」もかわいらしい曲なので載せてみた。

Passion Pit/Little Secrets


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