消費活動 ウェディング
作品か、商品か。
例えばウェディングドレスを着たままバイクに乗ったり、煙草を吸ったり、手掴みで口元にベッタリとクリームをつけてケーキを貪り食っていたとして、
そういったところに、「エモさ」が生まれるのでしょうか。
存外、私はそういった描写を気づけば何度も見た気がするのだけれど。
そんなシーンは現実世界においては滅多に出会えず、縛りの中にある抗いを纏った姿は美しさを引き立てる。
しかし、もしそれに多くの人が心に潜み蝕む「痒み」を撫であげられて、少々不埒にイヤらしい気持ちになったりするのなら、
私は既にそこに emotional なんてものは無く、ただありふれた「消費」になってしまう。
千円の使い捨てカメラでそれを買えるなら、その一枚にどんな言葉を宿せばよいのだろうか。
一般と、自分の境界
でもどうしてか、その「商品」を見たことがなく、色気を含み、素敵で愛しく思っていた時の方が、いささか楽しくあれたような気がするのです。
まぁただ私が言えることは、生クリームはあんなに綺麗に口へ付きゃしないのよって、ことくらいかしらね。
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