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保育園入園

保育園に入園できることになり、入園書類を受け取りに保育園に行った。
園長先生に聞きたいことはありますかと聞かれ、
1歳6ヶ月健診での状況と経過観察で発達健診を受けていることなどを言い、
そこで息子に先生をつけてもらったほうがいいのではと言われたと伝える。

園長先生は私をしっかりと見て、
「お母さん、そんなこと言われてびっくりしたでしょう・・・ 
 詳しく聞かせて」
と、事務所に他の先生を入れずにゆっくりと話を聞いてくださった。
「まだ小さいし、障害とか決め付けたくはないの。
 なにせ、まだ息子君と接していないし入園してから様子を
 見させてください。」
と言ってもらい、健康診断などを受けて帰宅した。
園長先生は入園後もいつも親身になって話を聞いてくださった。

そして迎えた初登園。
登園時に入園記念で門の前で写真を撮ってもらうのだが、
引き留められたことでかんしゃくを起こし、
私が羽交い絞めにした大泣きの写真になってしまった。

息子の入る1歳児クラスは、0歳クラスからの持ち上がりのお友達と
新入園のお友達半々のクラス。
息子は10人中2番目に月齢が高かったが、一番幼く見えた。
本当に心配で心配で仕方がなかった。
私は仕事をしていなかったので、慣らし保育の期間を長くとった。
初めて置いて帰るときはこっちが泣きそうだった。
いつも外では私に関心がなさそうなのに、
一生の別れのような大絶叫で、先生の腕の中で暴れていた。
他のお友達もそうだったので、心を鬼にして家に帰る日々だった。

保育園に行くようになってからの息子は、
いままでののんびりを取り戻すかのように、ものすごく成長した。
それが保育園のおかげなのか、息子の時期だったのか判らないが
言葉が格段に増え、食事にも意欲が出てきた。
かんしゃくはおこすものの、それなりに楽しんでいるようだった。
担任の先生も、息子の事を理解してくれて
園での様子も詳しく教えてくださったし、
いろいろ相談にものっていただけた。

そんな中、5月の半ばに娘の出産の日が来た。
息子の出産が帝王切開だったため、安全のため娘の出産も
帝王切開することにしていたので、手術予定の前日から
入院することになっていた。
息子を保育園に送ってそのまま入院した。
息子が混乱するから入院中は病院に連れて行かないと
義父母に言われていたので初めて長く離れることになった。

入院中は、夫と義父母・実母が交代で息子をみてくれていた。
「息子は「おかあさんは?」とも聞かず、頑張ってるよ。」と夫に聞き、
目の前にいないから忘れちゃったのかも…とちょっと不安になっていた。
娘も無事産まれ、退院する日に夫と一緒に息子もお迎えに来てくれた。
ちょっと恥ずかしそうに私のそばへ来たので、ぎゅっと抱きしめた。

産後は我が家で頑張るつもりだったが、いろいろとあって、
実家に帰ることになったので
義父母の家に一泊し、息子・娘と実家に帰った。


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