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もっとおもしろくない人生にしたくない。そんな意地で海外に行くことをやめないのです。


旅の楽しみ方は人それぞれ。
有名な観光地に行くこと、現地で有名なものを食べること、それだけが旅の醍醐味じゃない。

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わたしの身体に積んでるバッテリーはとっても消耗しやすいし、充電にも時間がかかる。非常にポンコツ。

最初からそんな扱いにくいバッテリーなわけじゃなくて、いろいろあって消耗しやすくなった。だから、省エネモードでできることを楽しめばいいのに「やりたいことは絶対やりたい!」という性格は変わっていないから厄介。

好奇心旺盛なわたしは、見たことがないものにワクワクしやすい。だから海外が好き。こんなバッテリーを積むことになったけど、それで全てをあきらめてもっとおもしろくない人生にしたくない。そんな意地から、たとえ現地で寝てばっかになってでもいいから、このポンコツなバッテリーとともに海外に行くことをやめていない。

そんなわたしの旅はいつもノープラン。気の赴くままに現地で過ごすのが好き。あまり自分にプレッシャーをかけないように、柔軟に対応できるようにしている。調べすぎて「あれもしたかったのに行けなかった」というネガティブな感情を抱くより、「30歳超えて海外で何にも考えないでボーっとできてるなんて、最っっっ高!」って思える方が何十倍も楽しい旅になる。

いろんな事情で旅をすることに何かしらのハードルを感じている人がいたら、こんな旅もありなんだと思ってもらえたらうれしい。そう思って、今日はわたしの寝てばっかりの海外おひとりさま旅行記(うち1つ、ワーキングホリデー)を書いてみることにした。

🎒 👟 🎒

①寝ワーキングホリデー

ワーホリで何してたの?ってよく聞かれるけど、わたしはいつも「公園で寝てた」って言う。結構ほんと。

お気に入りだった場所

夏はバイトの合間や終わったあと、川沿いで暗くなるまでゆっくりしてた。  

いろいろ経験したいことはあったけど、無理して何もできなくなるのはいやだったから、とにかく普通の毎日を過ごすようにしてた。

バイト、公園、中国人の鍼の先生のところに行く。以上。

あまりにも何も経験してないことに驚かれ、帰国間際、私のことをかわいがってくれていた職場のオーナーご夫婦が、2人の休日のデートコースに呼んでくれたり、ご飯に連れてってくれたりした。帰国の準備もあり、パタパタした毎日を過ごすことに。

台湾&ベトナム出身のご夫婦オーナーのハートフルな写真。

多くの人なら疲れもしないような日々だろうけど、わたしには負担になってしまったようで、帰国当日に口唇ヘルペスが2つも登場。自分の身体の弱さを突きつけられた。

空港までお見送りに来てくれた友人に、向かう途中にヘルペスの薬を買ってきてもらった。

なぜこの写真を撮っていたのか謎。


②寝バンフ

バンフとは、カナダのアルバータ州にある観光地でカナディアンロッキーの1つ。ちなみに、今まで海外旅行した中でここの景色が一番心を打たれた。

ここではいろんな湖に連れていってくれるツアーに参加。その場所に着いたら1時間くらいのフリータイムがあるのだが、わたしは一目散に景色がよくて、人気(ひとけ)が少なく寝れそうな場所を探して寝ていた。

贅沢だよ。こんなところで寝れるの。

30歳、みんな今ごろ日本でがんばって働いたり、子育てしてんだな〜って思ったら感慨深くなった。身体はしんどいけど、幸せだなって。

あるところでは、寝ていたら人気(ひとけ)を感じて……

結婚式の前撮り(笑)。

「あっ、すみません。誰かいるとは思わないですよね(笑)」って感じで、一目散に別の場所へ移動した。

③寝モントリオール&ケベック

こちらもカナダ。東の方でフランス語圏の地域。

ここでも本当にゆっくり過ごした。10時に宿を出て1つ目の観光地に行く。疲れる。ランチでお店で1時間半くらい粘ってゆっくりする

たまたま入った店が人気店やったと知る。

そして、2つ目の観光地へ。疲れる。カフェか公園で2時間過ごす。

寒くなって耐えきれず帰った。

夕方、宿へ戻る。TVerでドラマを見る。
そんな旅だった。

こちらケベック
こちらモントリオール

この写真を見てもらってもわかるように、The 海外って感じの街並み。その場にいるだけでとてもワクワクできた。

④寝ラスベガス

アメリカ、初上陸。

ワーホリが終わり、日本への帰国前に寄って帰ることにしたのだが、「①寝ワーキングホリデー」でも書いたように、口唇ヘルペスが2つもできた状態でラスベガスへ行くことに。

空港から「YES、ラスベガスっ!」って感じ。

翌日は観光を取りやめ、エアビで取っていた宿でゆっくりすることにした。TVerで「101回目のプロポーズ」を4.5話一気見した。我ながら「なんやこれ」って思った1日だった。

とりあえず、宿に出た所あったヤシの木?は撮っておいた

後日、街中へ。「私ってきらびやからなシティーより、大自然が好きなんだな」と痛感。

夜「YES!ラスベガスっ!(2回目)」って感じ。

早々に飽きてしまったけど、有名なあの噴水のショーだけは見たい。

ということで、その時間まで3時間くらいスタバでリュックを抱きしめ、銀シャリのおトぎ話とナイツザ・ラジオショーを聞きながら寝た。一瞬どこにいるかわからなくなった。

これぞラスベガスの象徴。無事に見れました。

ショーを見終えたあと、宿に戻る途中のバスで、やばいおっちゃんに悪絡みされた。まわりの乗客も引いていたから、けっこうパンチがあるおっちゃんだったはず。

なんかベラベラ言われたけど、何を言ってるのか全く理解できなかった。1年以上カナダにいたくせに、英語をあまり理解できない自分にこんなに感謝したことはない。とりあえずそのおっちゃんのことは見えていないふりをして、ただ前だけを見つめやりすごした。ふつうに怖かった。

バス停を降りて近くのお店に入り、そのおっちゃんが降りてないことを確認して、元陸上部を発揮して爆走で宿まで帰った。30歳を超えてここまで本気で走る日がくるとは。さすがにそのときはシャキっとした。

⑤寝グランドキャニオン

朝5時からのツアーに参加。この時点でしんどい。バスでもひたすら目をつぶり、観光地に着いても写真を撮ってそそくさバスへ戻る。

こちらはアンテロープキャニオン

グランドキャニオンについたときはさすがに「うわぁああ〜」って感動したけど、けっこう中を歩かされ疲れてきて、「バスにはよ帰りたいんやけど」モードになってた。

写真を撮られるのが嫌いなわたしだが、ここは不可避だった。撮られるのに慣れていないから棒立ちになるわたしに呆れて、現地のガイドさんに指示されてこんなポーズとなった。

名付けて『壁から何かを感じ取る人』。

⑥New 座りハノイ

行く前から身体がだるい日が続いてて「これは寝ハノイになるな」って思いながら行ったのだが、寝ずにすごせたので驚いた。ただ休憩は多め、座りハノイだった。

これでいい。異国情緒を感じられるだけで満足なので。

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さて、次はどこの国でゆっくりしようかな。

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