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わたしは今、省エネモードなだけだから。
今年の6月。
友人・知人、プライベートでは誰にも会わずに終わった。
こんなん初めてやった。
なんかヘロヘロだった。
このヘロヘロモードは5月から始まっていた。
とはいえ、出勤はして仕事はきちんとこなしていたし、家事もしていていた。でも、それ以外はずっと家で横になっていた。1つのことを終わらせたら疲れ果てていた。
LINEの返信も全くしなかった。
自分以外の「意思があるもの(人)」との交流がしんどかったから。
なんもしてなかったくせに、noteだけは毎日更新していた。人と話す元気はないけど、なんか吐き出したい私はnoteでアウトプットすることで、ちょっと精神が安定していたのかもしれない。
でもこんな状況がずっと続くもんだから……
「やばい……やばくない?」
だんだんめっちゃ焦って怖くなってきて、このまま私は枯れていくのか不安になった。
― - ―
ある日、スマホの充電が20%を切った。「省エネモードに切り替えますか?」と表示され「はい」を選択。すると画面は、電話や時計など、必要最低限のアプリのアイコンしか表示されなくなった。
「あ、これだ。私は今、省エネモードなだけ」
そう思えたとき、焦りがなくなった。
充電されたら自然に戻るだろうと、ドンと構えられるようになった。
すると7月から、ちょっとずつエンジンがかかってきた。LINEもだんだん返せるようになってきた。
でも、私はちょっと回復したら急発進してしまうので、もう一人の自分が自分を監視し、「あんまり予定詰めこみすぎるなよ?」「即レスしなくてもいいよ。ちょっとスマホと距離を置こうか」と声をかけながら過ごしていた。
おかげさまで今日まで、あの極端な「ヘロヘロ」にはならずに過ごせている。
今振り返ると、やっぱりあの時期の「ヘロヘロ」は相当だったなと思う。とにかく焦って自分の尻を叩いて、何とか活動的になろうとしていたけど、無理をしなくてよかった。
オンとオフの切り替えがヘタクソで、ずっとオンモードで、そして、自分がずっとオンモードだと自覚できていない人こそ、動けなくなったときにビックリしちゃうんじゃないかと思う。
自分はこんなもんじゃないぞ、とか
それでもやらないといけないから、とか。
でも、スマホみたいに、ちゃんと充電されたら徐々に戻ってくる。だから自分のバッテリーが20%を切ったことにちゃんと気づいて向き合って、焦らずに、休むときは休もう。
そう思った。