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心のままに過ごす時間

新しい口紅を塗るときというのは、いつもよりなんだか背筋がピンっとなる気がします。

マスクで口元が隠れるとはいえ、化粧の際にきちんと紅を引くことは、わたしの小さなこだわりでもあります。新年に合わせて封を切った薔薇色のそれは、わたしを幸せな気持ちにさせました。

新年を迎えて、わたしは赤いチューリップを買いました。一緒に白いかすみ草を添えて。背筋を伸ばして真っ直ぐに咲くチューリップの花を見ていると、なんだか気持ちがシャキッとする気がします。

このお正月は、もっぱら文字を綴りながら過ごしていました。約1ヶ月後に締切を控えている創作大賞への作品制作にもようやくエンジンがかかり始め、少しの焦りを感じながらも、懸命に物語を紡ぎ出しています。

自分のやりたいことをやって、好きなものを堪能して、思いっきりだらだらして。

そんな風に、今年は本当に誰にも会わないお正月を過ごしているのだけど、それが意外と、悪くない。むしろ、余計なものに触れずに、ただ好きなものだけを取り込んでいる今の時間に、心がとても満たされていくのを感じています。

そんな風に始まった2022年。わたしは新しい手帳に、1行日記をつけ始めました。

その日出会った言葉。心がときめいた出来事。なぜか心に引っかかったこと。そんなことを少し、書き留めておきたくて。

これからたくさん、素敵なものに出逢えたらいいな。

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