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お気に入り

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色んな人のわたしのお気に入りnoteです。(主に自分用) 素敵なnoteたちです。
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#ショートショート

とある男と私の話。

その男は、突然私の目の前に現れた。 当時の私は、それなりに愛されていた。 皆(みな)が私を…

ましろ
4年前
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ヒペリカム

この記事は、 KOKAGEさんのコメントに背中を押された私が、 親愛なるやせつさんとKOKAGEさんに…

ましろ
4年前
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新しいお月見をしながら考える世界の美味しい月

※単独作品ですが こちら の続きとしても楽しめます。 「真理恵、見ろ!きれいな夜空だ」 …

チョコレート・コスモス

『こんにちは』 聞き覚えのあるその声を、僕は背中越しに聞く。 しゃがんだ状態から慌てて立…

夜雪
4年前
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欠けた彗星

 友がオールトの雲を旅立ってから、どれぐらい経っただろうか。  深淵に浮かぶ星空の彼方に…

芳
4年前
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『夢案内人』

「お母さん知ってる? 夢の中でね、『夢案内人』に会えたら、好きな夢を見ることができるんだ…

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こんな夢を見た

花火大会の季節がきた。 ぼくはいつからだろうか、花火大会を見ていない。 だいたい気がついたら終わってるし、夜が明るいから何が起きたのかなと思うと、その日が花火大会であったり、浴衣を着ている女性に目を奪われ花火大会を知ったりする。 昔付き合っていた彼女は花火大会と聞くだけで嫌な顔をした。 夏になると彼女は西陽の射し込む部屋で、ジグゾーパズルのピースをいつもグラスの入った氷のように転がしていた。 「私が花火大会嫌いな理由って知ってる?」 ぼくは彼女の言葉を汗ばむ首筋をかきながら

水槽破裂

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桜冷えの夜

 窓を開ければ、南東の空に昇る冷えきった月の光が部屋にさっと忍びこんだ。指先が青白く照ら…

芳
5年前
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静かな気持ちになるとき

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