成長の段階と制限大会

QMAには正解率制限大会があり、大きいものになると、
参加者が80人になることもあります。

こうした大会に見られるのが、いわゆる「卒業」制度があります。
これは優勝や決勝進出などを果たした場合、一定期間、または永久に
出場権がなくなるというものです。

スポーツの場合は、様々な事情で自分の実力が著しく伸ばせない
場合は、そのクラスに留まることは一般的なことですが、
QMAには正解率限定大会である一定の成績を残した場合に
「卒業」が適用されるため、自分の実力が停滞している状態でも
オープン大会に参加するしかない状態になっていきます。

特に関東では各地の大会でSGの上位に来る強豪が数多く
参加していることもあり、初戦を勝つのも難しい場合が多く、
同じ力の相手との対戦の機会を得ることも難しくなる場合が
多くなると聞いております。

近畿では参加人数のばらつきの影響もあり、常連が集まるところと
集まらないところの差が激しく、結果として同じ力の相手の中で、
試合をする機会が多く生まれたことで大会に参加する方が
ある程度いらっしゃいました。

今はそれが集約されてしまったことで、強豪が集まりだしたこともあり、
結果として初中級者が集まりづらくなっているところはあります…

過去には参加者が4人しかおらず決勝1試合だけの
大会もあるなど、試合経験を積むという観点では
難しいところもがあり、サークルで試合をした方がいいという
ことにもなる可能性が高くなっています。

大会の優勝がプレイの継続に繋がるかは本人のみぞ知るもので、
私が特にそうしたところでの優勝が多かっただけに、
できるだけ参加者数が多いところで優勝していく必要性を
特に感じることが増えました。

結果として、参加者32人以上の大会で優勝するともらえる
G1優勝枠は一度も獲得できず、SGでも本戦1回戦を勝つのが
やっとという状態でした…

こうした大会を開催できる見通しが立たず、地方の大会も
開催が難しくなっている状態を含め、ますます同じ力の方との
対戦が難しくなっているところはあります…。

選手の側としては正解できなかった問題を、正解できるようにするという
ことしかできることがなく、それが使える場面が来るかどうかは
時の運というところがあり、とにかく続けてもらうしかない部分も
大きいですが、初級者が戻ってくる方法を模索していければと思います。

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