21歳のヨーロッパひとり旅33_(1989年の夏 45日間)
●カッセルの町を散策
(1989.8.16)
そんなこんなで、現代美術や映画、パフォーマンスにもとても興味がある。なので、今日訪れたフリデリチアニムという舌を噛みそうな名前の世界初の美術館は面白かった。その後、珍しい壁紙の博物館へ。時代を反映したバラエティ豊かなコレクションで見飽きない。
ゆっくりと中心街を散策。アイスクリームも美味しい。
巨大ピッケルが半分地面に埋まっているグランドアートがあるところに行く。少し離れた場所には、広い道路の真ん中に人の形をした像が佇んでいたりする。街にこういうものがさりげなくあると楽しい。
巨大ピッケル近くに座り眺めていると、サイクリング中の男性が話しかけてきた。自分はカッセル在住で、コンサートマネージャーをやっている。こうやって他の国の人と話すことが好きなのだと楽しげに話してくれた。外国からの便りは very interesting なので、ぜひ日本から私に書いてくれと有無を言わさず名刺を渡された。でも何か憎めない人だ。
(続く)