イギリスに戻ってきて一番気になってたのは福岡の介護施設にいる父の事、3ヶ月近く実家に滞在してた時は毎日のように通い、マッサージで刺激を与えてたから、会話もスムーズにできるようになってくれた。
最初に再会した時は顔の表情も岩みたいに固く無口だった父
オルゴンリングで施術したら、少しづつ表情が柔らかくなり、ポツリポツリと話し始めた。
母もおしゃべりできるようになった父を見て嬉しそう。
かかりつけのドクターに相談して睡眠導入剤の服用をやめさせてもらい、好転反応で2週間ほど昼夜逆転して、一時は施設のスタッフにも迷惑をかけたものの、何とか乗り切り、昔の元気な父に戻ってくれた。
杖なしでスタスタ歩ける姿を見せてくれた時は、腰が抜けそうになった。笑
私がイギリスに戻ってきて、父に会うことができなくなり「どうしてるかな〜」と心配してたら、妹が介護施設からビデオ電話で連絡してきた。
「おとうさーーん」
「みかーー」
ビデオ越しに興奮して名前を叫び合った。笑
「無表情の父にまた戻ってるんじゃないか?」という心配は、杞憂に終わった。
「イギリスのチョコレート送ってくれーー」という父に、
「うん、送るねー、待っててねー」と答えた。
介護施設から家族に手紙が届き、福岡は2月末で緊急事態宣言が解除になり、入居者の一時帰宅が許可される旨が書かれていた。外泊は無理だけど日帰りで家に帰れる。
父の喜ぶ顔が目に浮かぶ。
面会のたびに「家族みんなで食事しようや」と言ってた父、次回のビデオ通話は、実家で家族と一緒に美味しいものを食べているところが見られると嬉しいな〜。
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