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映画「ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえり お母さん 」を見て…
昨日はロンドンのジャパンハウスで無料で日本の映画が見られるという事で一人で参加してきた。
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現在「JAPANESE FILM FESTIVAL ONLINE 2024」開催中🎬
その初日のイベントとして上映されたのが「ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえり お母さん 」だった。
海外在住者(該当国は下記参照)は無料で18の日本映画が7月3日までオンラインにて視聴加能できるので確認してみてね✨
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詳しくは下記のサイトにて↓June 5 noon - July 3 noon, 2024 (JST)
この映画は、信友直子監督が自身の両親の老老介護の様子を収めた『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編…
前作のその後を追ったドキュメンタリー。
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私は日本に住んでいないので知らなかったけど、2016年9月にフジテレビ/関西テレビ「Mr.サンデー」で2週にわたり特集され、大反響だったらしい✨
その後、継続取材を行なったものが、2017年10月にBSフジで放送されると、視聴者から再放送の希望が殺到。
その番組をもとに、追加取材と再編集が行われ、映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』が2018年に完成した。
阿川佐和子さんの感想が心に刺さる😭
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今回私が見た2作目の「ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえり お母さん 」では前作のダイジェストも織り込まれ、初めてこの映画を見る人も流れがわかるように配慮されているのが嬉しかった。
この映画は、脳梗塞を発症した認知症の母親と、新型コロナウイルスの流行禍で面会がかなわなくなってからも奮闘を続ける父親の姿などを、映画監督としての視点と娘としての視点の両方から映し出されていた。
当時99歳のお父さんが、片道1時間かけて寝たきり状態のお母さんを毎日お見舞いに行き、ジムで体を鍛える姿を見ていると、切なくなった😭
それにしても、このお父さんの気力や体力がすごい!
お父さんの足腰の強さは、日本人の昔の家の作りや生活習慣に大きく関係しているように思えた。
洗濯物をたらいに入れしゃがんで洗ったり、布団で寝起きしている事で脚力が衰えないのではないかと…
トイレのシーンがなかったので、和式トイレか洋式トイレかは分からなかったけど、明らかに床から立ち上がるシーンがたくさんあったのは確か。
もちろん、椅子に座って食事するシーンも出てきたけど…
玄関に段があったり、自分で布団を上げて押し入れにしまうなど、適度に筋力を使う場面が多く見られた。
映画では、入院中の寝たきりのお母さんを家に連れて帰るシーンがあった。
それまで無反応だったお母さんが、自分が家に戻ってきたのがわかると号泣し始める…
見ていて胸が苦しくなった😭
やっぱり、どんな状態になっても家に帰ると嬉しいのは誰でも同じ。
私も今は亡き義父のレンを病院から家に連れ戻したとき…
「NO WAY!(嘘だろー!)」
と言った言葉がいまだに忘れられない。
実は、先日私の母も実家に久しぶりに戻り、数時間だったけど嬉しそうにしていた写真を家族に送ってもらったばかり…
介護施設から兄が車椅子を押して、母を連れて帰った。
母と兄の娘と孫と家の前で写真撮影📸
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家の中でアイスクリームを食べる母🍦(もうすぐ90歳)
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家から徒歩15分のところにある介護施設を選んで大正解だった!
映画の上映終了後に英語でトークショーが行われ、イギリス人で介護に詳しい男性に参加者が質問をした。
その中の男性医師が「イギリスでは胃瘻を患者に薦めるケースは皆無だけど、どうして日本では頻繁に胃ろうが行われるのですか?」
「胃ろう」は内視鏡でお腹に小さな穴を開け、外から胃までカテーテル(チューブ)を通す医療措置で、そこから栄養を摂ること。
という質問があって、私も同じことを思った。
映画では、お母さんが「脳梗塞」の影響で誤嚥(ごえん)による肺炎を招くおそれがあるため医者に薦められ、家族が話し合い決断していた。
食べることが好きだったお母さんがそれを選択するとは思えなかったけど、「少しでも長生きしてほしい」と願う家族は、より命の安全を優先させたのだと思う。
私はこれが逆に寿命を縮めた気がしてならないのだけど…
この映画を見て「100歳まで元気に暮らせる人を増やしたい」という気持ちが強くなった。
私が腸活を教えたり、歩き方の練習会やセルフケアの方法を伝えているのも、みんなに元気に命を全うしてほしいと思っているから…
今回の映画で、家族のあり方、健康の大切さ、終活、色々なことを学んだ。
やっぱりドキュメンタリーは見ていて面白い。
ぜひ皆さんもハンカチ持参でこの映画視聴して見てくださいね。
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