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ミニマリストに憧れて

私は「安物買いの銭失い」になってしまうことを避けるように心がけています。

片方無くしても何のダメージもないピアスを10個買うくらいなら、相応の値段のする一点を大切につけていきたいタイプです。服も、流行のものはあまり好まず、セカンドハンドやセレクトショップなどでビビッと来たものを買うようにしています。カバンも買うのは3年に一度くらいで、本当に身につけたいなと思ったものに出会えたときには、値段を厭わず買うようにしています。

私が今手放したくない、ないと困るものは何?と聞かれてパッと浮かぶものを10個あげてみました。

・革職人プッチさんが作ったバッグ
・プラハのマーケットで出会ったリング
・ポーランドや北欧で揃えた食器
・CHANELのハンドクリーム
・FUMIKODAのエシカルレザーリュック
・iPad ProとPITAKAのカバー
・MacBook Air/ i Mac
・& other storiesのカーディガン
・成人祝いで両親にもらったティファニーのネックレス
・一緒に欧州を旅したLUMIX一眼カメラ

など。消耗品から一生物まで、どれも大切なものです。

モノに対する考え方は、ライフスタイルが変わるにつれて変わっていきました。会社員時代は何か欲しいものがないか常にサーチして、好きなアーティストの愛用品が判明したらすぐに買う、Qoo10のメガ割はもちろん大量購入、楽天パトローラーといった散財ぶりでした。一方で、欧州滞在時は一時月収15,000円みたいな月もあったり、モノを買っても帰国時にロスバゲしたら全部失うしな、と考えたりしているうちに倹約モードに切り替わり、あまりモノを持ちたくない、と思うようになりました。特に、ドイツから日本に帰国する際、あっても困りそうな服や少し擦れてしまった靴などは全てH&Mのリサイクルに出し、タオルや日用品などはほとんど捨てて帰ってきたので、それがある種快感になってしまったのかもしれません。

また、帰国してからは実家の部屋にモノが溢れていた状態でした。帰国時の断捨離モードのまま、この一年で使わなかったものを捨てまくりました。ちょっと売れそうなものはメルカリに出したり(なんと3ヶ月で31個も捌いた)、私は使わないけど他の人に使って欲しいなというのものは知り合いの子供にあげたり、日本の小説は生徒さんにあげたり、Polletという買取サービスに出したりしました。そのおかげで、あってもなくても変わらないようなものは身の回りからは一層されていきました。

ものを増やしたくない、お金を使いたくない、というよりはあってもなくても変わらないようなモノのためにスペースを使いたくないという考えです。何か欲しいものができた場合は、今あるモノを手放すようにしています。「スペースの余裕は心の余裕」ですからね。

日本でももっと普及したらいいのに、と思うものが、チェコでよく見かけた、Textile collecting boxというものです。着なくなった服や鞄などを入れられる回収ボックスで、なんと狭いチェコ国内に10,000以上もあるそうです。そういったものが街中にあればリサイクルももっとしやすいのにな、と思います。なんと、2025年には不用品繊維品を強制回収するそうです。素晴らしい取り組みだと思います。

私はまだまだミニマリストと呼べるには程遠いけれど、「いつか使うかもしれない」ものは「いまは使っていない」ものなので、どんどん手放すようにして、さらに良いモノとの出会いを作っていきたいです。

これじゃなきゃダメ、という固定概念を捨てるのも大事

29歳にもなると、肌に合うスキンケア、好きな香水も固まってきます。そして、肌身離さずつけているアクセサリーも決まっています。でも、これって魅力的になるチャンスを自ら失い続けているのでは?と思ったことがありました。私のスキンケアのルールは、化粧水は安いものを大量に吹きかけて水分を補い、美容液にはお金をかけお肌に栄養を入れ、クリームは鎮静系を使いフタをする、というものでした。気づけばこのマイルールは4年ほど続いていて、これをすれば肌は安定すると思い込んでいました。でもだんだんと肌のくすみが気になり始めたので、化粧品売り場にいったところ、定番アイテムもアップデートされていたり、知らないアイテムをたくさん見つけたりで、新しい情報をリサーチすることを怠っていた、ということに気がつきました。そして、4年ぶりに化粧水とクリームを新しいものにしました。欧州から帰国して、浦島太郎状態になっていたというのもありますが、常に情報はアップデートしておかないと社会に置いてけぼりにされてしまうな、と感じます。

アクセサリーに関しても、成人のお祝いでもらったネックレスをかれこれ5年ほどつけていることに気づきました。大粒のダイヤモンドで、これこそホンモノと言えるアイテムとして気に入ってつけていましたが、改めて数えてみるとすごい年数です。気分転換も必要だ、と思い他のものをつけたところ、なんだか気持ちが軽くなった気がしました。

もちろん大切なモノはそれとして持っておきつつ、モノの整理をすることで、価値観のアップデートをしていくことも必要だと感じました。

ここまで読んでいただきありがとうございます😊

写真:
スペイン・ミハスにて🇪🇸
この表札、将来自分も家を持つことがあったら作りたいな〜

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