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中村森さん「太陽帆船」




書店巡りしてもずっと売り切れだった流行りの詩集。


やっと、手に入れられました。

といっても恋人が見つけてプレゼントしてくれたんですが。




傷んだ心に染み込んでいくような詩のひとつひとつに、心を揺らしました。


その中でも、ずば抜けて好きだった一句。



所作が好き、白目の色も 透明な
器としての君の身体


身体には意味なんてなくて、
透明な器である外見まで
愛しいと感じられるような人

そんな人の所作を間近で感じられる距離にいるありがたみと、少しの惚気。


何食べたらこんな素敵な詩が思いつくんだろうね?





外見を褒められることは
私にとってあんまり嬉しくなくて、
勝手に、ネガティブに解釈しちゃう。

人の好意や褒め言葉を
素直に受け取れない自分が嫌で、
なんとか解釈を変えられないかな。
とずっと思っていた。


2年前くらいに「何層にも重なっている内面の1番外側の層が外見」
という言葉を見て、

なるほどな
そう考えればいいのかと感動したことを覚えてる。

外見が1番外側にある層だから目につきやすいだけ、
内面を否定している訳じゃない。

外見を取り繕う必要はないけど
内面から湧き出る見た目の美しさは大切にする。



自分の中での外見・内面理論は今まで、
この解釈を軸にしてた。



だけど、この詩を読んで
ちょっとだけ考えが変わった。


外見と内面は、
時によっては別々に考えなくて良い。


外見と内面を分けなくていいくらいの
「好き」の結果、外見にもグッときてしまっているということなのかな、多分。




確かに私の恋人は、
私の見た目、中身を分けるという考えすらなく
ただひたすらに
外見内面全部ひっくるめた「私」が好きって思ってそう。知らないけど。


だからね、
関係が浅い人にこれはあてはまらないけど

もうだいぶ、本音でぶつかってて
私を理解してくれてる人からの外見の褒め言葉は
好きであることの結果だったりするのかなって。

その褒め言葉はきっと
私の見た目が変わっても
どんな姿であっても
かけてくれる言葉だって信じてみてもいいかなって。


そんなふうにね、思うようになって

気づいたことは、

あれ、これ解釈次第じゃない?ってこと。


人に言われた言葉の真意がどうであれ、
自分が嬉しい方に解釈して
有難く受け取ってみるって大事。

勝手に生きづらくしてたのは
自分の解釈だったかも、なんて
ちょっと反省してみたり。



これからは、
ハッピーに生きられる解釈力を
どんどん磨いていきたいですね!!!




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