こんな時期だからこそ家族とのつながりを大切に
この本は今年読んだ本の中でBEST3に入るかもしれない。
この本では3つの幸福は①セロトニン的幸福(心身の健康)②オキシトシン的幸福(人とのつながり)③ドーパミン的幸福(社会的成功)と言われている。そして、幸福になるには①→②→③の順番で盤石にしていくことが重要と言われている。
最近の私はそれを身をもって感じている所だ。最近、1ヶ月近く体調が悪いので、1日の中で「辛いなぁ」と思うことが多い。①のセロトニン的幸福がてんでダメなのだ。
でも、②のオキシトシン的幸福も結構重要だよなと思う。逆に③のドーパミン的幸福は①と②が盤石でなければ、③だけ追い求めてもうまくいかないと思う。なぜなら著者によると③は逓減するが、①と②は逓減しないだからだ。
このコロナで何をやってもうまくいかないことの方が多い現代、③の逓減するドーパミン的幸福(社会的成功)ばかり追っかけていても幸福は感じられない。コロナで身をもって感じた。著者もこの時期にこの本を発表された意図がわかる。
オキシトシン的幸福のためにしていること
著者の樺沢さんはこの本の中でポジティブ(良かったこと)日記、親切日記、感謝日記をつけることを提案されている。
だから私も毎日ポジティブ(良かったこと)、誰かに親切にしたこと、誰かに感謝したことを3つずつ書いている。
ポジティブ日記と感謝日記はすぐに出てくるが、親切日記はなかなか思い浮かばず、いつも苦労する。
私って、そんなに親切にしていないのかなと思う。
毎日ほとんど思い浮かばないので、家事を書いているが、親切日記ってそういうことではないよなと思う。
誰かのニーズを察知して最適なタイミングで親切をはからう。
それを1日3つはなかなかできない…私って、こんなに冷たい人間だったのかなと思ってしまった。
逆にポジティブ日記と感謝日記はすぐに書けるので、「私はいつも周りの人に支えられてるわ」と実感する。
感謝・親切は伝染する
昨日は3週間以上、病院に薬を送ってもらって通院を我慢していたが、体調不良は全然改善されないので、午前中、息子を夫に託して病院に行かせてもらった。
小さい子供がいると、自分の体調は二の次になり、悪化しないと病院に行かなくなる。これは本当にダメだと改めて実感した。
その前の日は家で持ち帰りの仕事をしていたので、心身ともにクタクタだったが、昨日の朝は気が変わって息子と夫にお弁当を作った。
息子は今月、保育園内で遠足ごっこをするので、入園して初めてお弁当作りが必要になった。息子にはお弁当は数えるぐらいしか作っていないので、練習もかねて作ってみた。
(私定番の茶色弁当…)
結局私はお昼は跨がずに帰れたが、2人はお弁当をとても喜んでくれた。なぜか夫の方が喜んでいた。
夫が喜んでくれたり、「おいしい」と言ってくれるとやはり嬉しいものである。普段はそんなに仲良くはないが、ちょっとしたお弁当のやり取りで雰囲気は良くなった。
午後、私は息子を連れて公園に行った。普段なら夫が息子と公園で3時間以上遊んでくれるが、午前中病院に行かせてもらったお礼に私が行くことにした。本当は体もしんどいけど…。
これは「親切」とは思っていない。言うなれば、「感謝」だろうか?
実際に息子と公園で3時間遊んで帰宅。本来なら公園に連れていったものが息子をお風呂に入れるが、私は晩ご飯の用意があったので、夫に入れてもらった。
公園で遊んだ帰りに晩ご飯の用意も疲れるが、この後洗濯2回あることを思い出して気持ちが沈んでいた。
お風呂から上がった夫は「今日は洗濯と寝かしつけもさせてもらうよ」と言ってくれた。
「公園行ってくれたからね」と。
普段、夫は公園に行った日も息子のお風呂や寝かしつけはしてくれていた。2人が公園に行っている間、私は料理や洗濯などの家事をしているので、そんなに休んでいないが、夫は料理などはしないから、ゆっくり休めたのだろうか? 私が帰ってからは洗濯などもしないと帳尻が合わないと思ってくれたのか?
夫は元々そんなに家事をする人ではなかったし、気遣いや察することもあまりできなかった気がしていたのでびっくりした。
私の「感謝の表れ」が夫に伝染したのか?
こんな時期だからこそ家族とのつながりを盤石に
私が一人お風呂から上がったら、息子は別室で寝ていた。
夫に「寝かしつけありがとう」と言うと、「こちらこそ公園に行ってもらってありがとう」と言ってくれた。
「こちらこそ洗濯もありがとう」…「こちらこそ」のオンパレードだ。
夫は自分のワイシャツにアイロンをかけていた。
アイロンも結婚当初、夫はしておらず私がしていたことだ。今は夫も一人でやる家事が増えてきた。でも、アイロンもあるのに洗濯もやってくれたのか…と思った。
コロナで鬱々とした時期だからこそ、各々の健康も大事だし、家族とのつながりを盤石にすることは大事だ。
それには「親切」「感謝」を日々意識して過ごしていきたい。
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