リテンション率を改善するセグメントサンプル集
リテンション率の改善施策に利用できるセグメントを紹介します。
アプリをインストールしたユーザーは、3日で8割休眠するというデータもあり、インストール直後から継続的に改善施策を行うことが重要です。
リテンション率改善施策
まず、リテンション率を改善する代表的な4つの施策をご紹介します。
新規ユーザー向け機能紹介
新規ユーザーにアプリを使いこなしてもらえるように、機能の利用を促進コンバージョン促進
コンバージョンを達成するためのプロセスの中でつまづいているユーザーにアプローチアプリアップデート促進
旧バージョンのアプリを利用しているユーザーにアップデートを促進休眠復旧
休眠してしまったユーザーに対して、インセンティブ付与などとともにアプローチすることでアプリの再利用を促進
【施策別】セグメントサンプル集
上記の施策に利用できるセグメントの設定例をご紹介します。
数値等をアプリの特性に合わせて変更いただくことで、さらにユーザーの利用実態に合ったセグメントにすることが可能です。
🔰 新規ユーザー向け機能紹介
多くのユーザーは、アプリの機能を十分に使いこなせずに休眠してしまいます。新規ユーザーに機能を紹介し、アプリを使いこなしてもらうことで、リテンション率が改善します。
セグメント設定内容
インストール1日後
「初回起動」を過去「1」日間で「1回」実行した
インストール3日後
「初回起動」を過去「3」日間で「1回」実行した AND 「初回起動」を過去「2」日間で「0回」実行した
インストール5日後
「初回起動」を過去「5」日間で「1回」実行した AND 「初回起動」を過去「4」日間で「0回」実行した
施策例は、以下をご参照ください。
🛍 コンバージョン促進
コンバージョンを達成するためのプロセスの中でつまづいているユーザーにアプローチし、コンバージョン達成を促進することで、アプリの機能を使いこなせるようになり、リテンション率が改善します。
セグメント設定内容
商品一覧に到達していない
「初回起動」を過去「30」日間で「1回」実行した AND 「初回起動」を過去「29」日間で「0回」実行した AND 「{商品一覧閲覧イベント}」を過去「30」日間で「0回」実行した
商品詳細に到達していない
「初回起動」を過去「30」日間で「1回」実行した AND 「初回起動」を過去「29」日間で「0回」実行した AND 「{商品一覧閲覧イベント}」を過去「30」日間で「1回以上」実行した AND 「{商品詳細閲覧イベント}」を過去「30」日間で「0回」実行した
カート追加に到達していない
「初回起動」を過去「30」日間で「1回」実行した AND 「初回起動」を過去「29」日間で「0回」実行した AND 「{商品一覧閲覧イベント}」を過去「30」日間で「1回以上」実行した AND 「{商品詳細閲覧イベント}」を過去「30」日間で「1回以上」実行した AND 「{カート追加イベント}」を過去「30」日間で「0回」実行した
※商品閲覧などのイベントは、カスタムイベントとして登録する必要があります。
🔁 アプリアップデート促進
最新アプリを利用するユーザーは、そうでないユーザーに比べてリテンション率が高い傾向にあります。そのため、アプリをアップデートした際に周知することで、アップデートを促進します。
セグメント設定内容
アプリアップデート済み
「_update.env(アプリアップデート)」を過去「4」日間で「1回」実行した
アプリ未アップデート
「_update.env(アプリアップデート)」を過去「4」日間で「0回」実行した AND 「初回起動」を過去「4」日間で「0回」実行した
📲 休眠復旧
長期間アプリの利用がないユーザーに対して、インセンティブ付与などをフックにアプローチすることで、アプリの再利用を促します。
休眠ユーザーの復旧にかかるコストは新規ユーザー獲得にかかるコストの1/5と安価であり(1:5の法則)、コストパフォーマンスの面からも効果的な施策です。
セグメント設定内容
休眠ユーザー
「アプリ起動」を過去「30」日間で「0回」実行した
インストール翌月休眠ユーザー
「初回起動」を過去「60」日間で「1回」実行した AND 「初回起動」を過去「59」日間で「0回」実行した AND 「アプリ起動」を過去「30」日間で「0回」実行した