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新米大学生の日記 -第6夜-
おはこんばんにちは、蜜柑月です。
今日は入学式に出席してきました。
朝食をとって、スーツに着替え、メイクをし、髪の毛を整えて、いざ出発。スーツを着て、ヒールを履くだけで大人な気分になりました。
バスで会場まで行き、ホールへ。
バスの中では、隣に座っていた留学生の院生の方と少しお話しました。日本語で話しかけられたから日本語で答えてお話し始めてしまったけれど、途中で英語に切り替えた方がよかったのかもしれない。
そんな反省もありつつ、異国へ飛び込んで学ぼうとするのが純粋にすごいと思いました。
入学式が始まり、入学許可、学長の式辞……。
ああ、本当に大学生になったんだ、ここで4年間学んでいくんだという実感が湧きました。
ここ数日で、同級生やサークルの先輩方に出会って会話して、温かい方ばかりで、不安が少しだけ薄まった気がしました。
また、"現時点での" やりたいことが定まっていること。もちろん、変わる可能性だって十分ありますが。
そのおかげか、自分の中で希望の種が植わったのを感じました。
この入学許可は有効期限が4年間のチケットのようなもの。
生かすも殺すも自分次第で、ここからは今までの人生の中で最大の白紙のページが始まる。
目指していた未来とは違った今にいるけれど、せっかく勝ち取ったこのチケットの有効期限が切れるまで、何ができるのか、何をしたいのか。それをじっくり考えて、片っ端からやっていけるような大学生活にしたい。いや、する。
強がりだろうか、ええ、きっとそうだろうと思います。そう思い込ませることによって、まだ立ち直れていない部分の自分の心を保とうとしているだけなのかもしれない。
というか、実際まだまだ不安です。
でも、自分の心の全部がうずくまってしまっているわけではなく。ちゃんと前向きな自分もいるわけで。
だから、希望の種が植わったわけで。
そんな自分がいる限りは、腐れない。
得て、残されているものを大切に抱えて。
これからの生活で、自分の一部分を壊して、あるいは壊されて、再構築して。
よし、頑張ろう。
卒業するときに、ああ、ここに来てよかったって思えますように。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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