大丈夫、きっと大丈夫

約1ヶ月、今まで悶々としていた悩みに、一旦の終止符が。
そう、実績のある後輩が入ってきたことについての、葛藤。

強く感じていたのは、怖い、嫌だという感情。
何が怖いのか、嫌なのか、と自分に問うてみたところ、今までの自分のペースを乱されるのが嫌だったし、こちらが先輩である以上、やはり後輩よりも優れていたいという、ある種本能的な何かが心の中にあったのだな、と。
あと、自分の役割を奪われそうで怖かった。

─── 端的に表すと、その子を遠ざけてしまいたかった。


でも、そうはできないことが判明して、ここからはちゃんと向き合わないといけなくなった。
これから、どう在らなければならないのか、どう在りたいのか。


まず、ありがたいことに、私の恐怖心とか、嫌だと思う気持ちを分かってくれる人が周りに大勢いて、話を聞いてもらえてすごく助かりました。
正直、人としてダメな感情を抱いているのでは…とずっと悩んでいたので、共感してもらえた後は、そう思うのは普通のことなんだと。とても安心しました。

それから、私の音が好きだ、同期で在れたのが誇りだ、と言ってくれる人もいて、そのことを思い出したとたん、ふっと胸の締め付けが緩くなったのを感じました。
これがモヤモヤ解決の1番の糸口だったかもしれない。
ありがとう。


そして、楽器の上手さだけが実力じゃない、ということを教えてもらいました。
音楽を構成していく一要員として、どう人に寄り添っていくか、仲良くしていけるかも大事な要素だと。
その寄り添うという優しさ、他の人が私の音を聞いているとそれが分かるらしく、私が特に優れている部分だと教えてもらいました。

これがじんわり私の胸に優しく広がって、とても嬉しかったとともに、まだまだ拙いけれども認めてもらえるんだ、と。


そんなこんなで、まだ少し恐怖は残るけれどもいくらか気持ちが楽になりました。
一つ言えることは、私は今のままでいいということ。
今まで通り、自分のペースで練習して、憧れを追いかけて、寄り添っていけばよいのかな、と。

それから、あまり人に干渉的にならなくてもいいことも。ある程度はほったらかしで大丈夫。そんな気がしてきました。


これからの旅路が優しいもので溢れていますように。

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