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いつか微笑みが素敵な人に

高校生のときから、ずっと「心」について調べたり、考えてきたりした。
それは今も続いていて、多少の生きづらさを抱えながらも、ろうそくに灯った小さな炎のような、たまに訪れるささやかな幸せを大事にしながら生きている。

心について色々調べるときは、基本的に心が弱っているとき。自分が抱えてる感情と似ている感情を探して、どんな風に頭の中の解釈を変えればいいのかをYouTubeで探す。

そんな感じで少し前から頼りにさせてもらっているのが、心の話の「きい」さん。

とても落ち着いていて、優しい微笑みを浮かべながらお話されているのを見ると、心がすっと楽になるのを感じる。

画面外で男性のスタッフさんもいて、その方のお話もまた共感できるところがあって、「うわ、、めっちゃ分かる…」と何度も頷きながら話を聞いている。


きいさんは、ポジティブな感情もネガティブな感情も、どちらが優れてる劣ってるとかではなく、フラットな目線で「そうだったんだね」と認めてくれる優しさがある。

この前目から鱗だったのが、「肯定する」ことと「認める」ことは似て非なるものだということ。
「肯定する」とは、出来事に対してポジティブな意味づけをすること。今日○○できて偉い、とか。
対して、「認める」とは出来事に対して意味づけをせず、ただありのままに受け入れること。今日○○したな、みたいな。


自己肯定感を高める術として「自分を褒める」のはハードルが高いのと、どうしても胡散臭さがあるというか、自分に嘘をついて暗示かけさせようとしてる感があって抵抗があった。
だけど、「認める」は出来事を無条件で受け入れることだから心にも負荷がかからない。自分を愛するまではいかないだろうけど、少しほっとする。


きいさんの言葉選び、声、表情はそんな「認める」が詰まったものだから安心できるのかもしれない。

人のネガティブな噂や本音、駆け引きが溢れる世界は、私にとって息苦しくなる時がある。
そんな中できいさんに助けられている。

私も彼女みたいになれたら。少しでも同じように傷ついた人を護れるのなら。
人付き合いは決して得意な方ではないけれど、少なくとも私を大切にしてくれてる身近な人を癒すことができれば、と思う。



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