アポロnote NO.2 〜ANA動画選考の攻略法 グローバルスタッフ編〜
こんにちは、アポロ(@Apollo_biz)です。
Twitterやnoteに加えて、『アポログ』というメディアも運営しておりますので、ぜひチェックしてみて下さい。
アポログ:https://jinseikakumei.com
・航空業界を夢見る方
・理想の働き方実現のために転職を考えている方
ぜひご覧ください。
さて、前回初めてnoteを出版させていただいたところ、すごく好評でしたので、今回第2弾を書き綴らせていただく運びとなりました〜(パチパチパチ)
第1弾は出版して2日で約50部ほどご購入いただき、うれしいコメントまで頂戴しました。本当にありがとうございます!
人事経験や採用経験のある知人たちの意見を十二分に取り入れていますので、超オススメです。
(僕も就活中に知っておきたかった情報です笑)
通常のエントリーシートとは違い、動画選考というのは特殊な形態ですので、悩まれる方もたくさんいらっしゃるかと思います。
それに、「たった1分」での自己表現となりますので、余計悩みますよね。
ただ、採用の裏側を知り尽くしている僕に言わせてもらいますと、キチンと戦略を立て、それを形にすることができれば、選考の通過率はグッと向上するものと考えております。
さて、今回は「ANAグローバルスタッフ職(総合職) 新卒採用 〜動画選考の攻略法〜」に関する記事でございます。
前回の客室乗務員職のお題は「1分で自己紹介してください」でしたね…
今回のグローバルスタッフ職については「あなたが誰にも負けないと思うことを1分で表現してください」というもの。
「誰にも負けない」
ANAらしい、そしてグローバルスタッフ職にはふさわしいお題ですね。
それに、「挑戦」をキーワードにしているANAが好きそうだという印象。
要は、「あなたはどのような武器を持って、エアラインビジネスを引っ張っていくのですか?」ということをANAは知りたいわけです。
なるほど、それでは思う存分、アピールしてやろうじゃありませんか。
なお、ぼくは生粋の「総合職」ですので、目の付け所やアドバイスに関してはお任せください。
CAを受験しようとされる方も、総合職を受けるという選択を取るのも良いと思いますよ!
また、総合職のみならず、パイロットを志望される方、CAやGSを目指す方、航空業界以外のハイクラス企業を目指す方にも使える戦略を書き綴っていますので、ぜひご一読いただければと思います。
それでは、いきましょう!
今回は、以下のような章立てで話を進めていこうと思います。
①ANAはなぜこの設問を課したのか?
②具体的な戦略の立て方
③あぽろならこうする!
①ANAはなぜこの設問を課したのか?
すこし遠回りになるかと思いますが、まずはこの設問の背景から考えてみましょう。
「急がば回れ」です。
なぜ設問の背景を考えてみるかと言いますと、「採用担当者の想いが隠れているから」です。
よく考えてみましょう。
採用のフローは「書類+テスト+面接3-4回」ですよね。
つまり、たったこれだけのフローで採用の可否を決定しなければならないのです。
人を1人雇うために、会社は数億円投資します。
それだけの額を投資するにも関わらず、採用フローは限定的。
つまり、無駄なことをしている余裕はないのです。
また、面接には当然面接官が派遣されますが、面接官にも本業があります。
(特に1次や2次の面接官は、現場の社員が担当することが多いでしょう。)
その本業を放棄しながら、面接を担当することになりますので、会社としても面接官を好き放題派遣できるわけではないんですよね。
つまり、面接へ漕ぎつける人数もそれなりに絞らざるを得ないということです。
『じゃあ、どうやって人を絞り込むか?』
皆さんが気になっているポイントはこれに尽きるかと思います。
端的に申し上げますと、大きく2点だと断言できます。
人事経験のある社員にも聞きましたが、同意見でした。どうやら、間違いないようですね。
①スペック(学歴、英語力、資格、実績)
②人間性や内面、地頭の良さ、機転の利き
この2点で人を選抜するのですが、よく考えると①はあまり工夫の余地がないことに気付かれるのではないでしょうか。
・これから大学を変える
・1-2カ月でTOEIC900点を取る
・これから司法試験に受かる
・スポーツや討論大会で日本一になる
冷静に考えますと、このタイミングでどうこうしようとする話ではないですよね。
「無理」という言葉は嫌いなのですが、①に対して注力し続けるのは効率面、現実性の点から考えてもBest/Betterではありません。
そう考えると、選考の通過を上げるには②に尽力することが近道であることがお分かりではないでしょうか。
正確に申し上げますと、②自体を向上させつつ、②の見せ方を工夫していきましょう。
特に、②の見せ方は短期的にも向上させることができますので、そこに注力するのが賢明かと思います。
さて、話を戻しましょう。
「なぜANAは、誰にも負けない強みを表現して欲しい」と問うてきたのでしょうか。
それは、「あなたの強みをどのように活かして、エアライン業界を引っ張っていくか知りたい、その上で採用を判断したいから」です。
『ANAのグローバルスタッフ職(総合職)=将来の役員候補』
こう考えて問題ないでしょう。
役員とまでいかないにしろ、部長級の働きをしてくれる人財を探し求めているのです。
若いうちから、チームや課を引っ張り、時にはグループ会社を引っ張ることのできる人財。
こういった人財を求めています。
つまり、ANAはこの設問を通し、将来の経営層になり得る人財を探し出したいと考えているのです。
ANAの設問の意図が汲み取れましたので、次項では具体的戦略について考えていきましょう!
少し長くなりますので、1分休憩してみましょう~!
②具体的戦略の立て方
このnoteのメインの章ですね。
結論から申し上げます。
A→ANAの経営層が兼ね備えている素養
B→あなたの持っている素養
『AとBのマッチする箇所を見つけ出し、それを動画で目一杯表現する』
これが今回の課題の答えです。
言っていることは単純なのですが、すこし抽象的なので、ここから具現性を高めつつ、再現可能な状態まで解像度を高めていきますね。
(A)ANAの経営層が兼ね備えている素養を見抜く
僕はエアライン業界の経営層と毎日のように議論をしておりましたので、以下の内容についてはほぼ当たっていると思います。
【ANA経営層の持つ素養】
・人当たりの良さが半端ない
・常に落ち着いている
・感情のコントロールがずば抜けて上手い
・胆力がある
・頼りがいがある
・人間的なやさしさがある
これは僕が持つイメージです。
ほとんど当たっています、ご安心ください笑
これに加えて、以下の方法を用い、あなた自身でも「ANAの経営層がどのような人なのか」確認してみて下さい。
【方法】
・ANAのHPで経営層の写真を見る
・ANA経営層のインタビューをネットで見る
・ANAの会見をYoutubeで見る
ここで大切なのは、自分の意見、感覚を持つことです。
「あぽろさんは~言ってるけど・・」という考えは撤廃してくださって結構です。
「私が見た感じ、ANA経営層は~な感じ」
この段階では、この問いに対するあなたのAnswerを出すことが大切なので。
少し的外れかなと思うことでも、できる限り挙げてみましょう。
自分の感覚は自分しか持っていません。正解はないので、自分に正直に、数を挙げることが大切です。
(B)あなたの持っている素養を正確に見抜く
(A)のAnswerが出たとしても、自分の素養が分からなければ、全く意味がありませんよね。
ただ、本当の意味で「自分」を知っている人は多くありません。
むしろ、ほとんどいないという印象です。
・何となくやさしい
・我慢強い
・行動力がある
皆さんの強みは、こんな感じで既にお持ちかもしれません。
ESに書かなきゃなりませんもんね。
でも、あと1歩も2歩も深掘りをしてほしい。
・俺ってやさしいかも
↓
・例えば、こないだ駅でおばあさんの荷物持ってあげたしな
↓
・あれ、待てよ。なんで、俺ってこういう行動をとれるようになったんだっけ?
・あー、去年駅で腹痛で苦しんでいた時、誰にも声かけられなくて辛い想いをしたことが要因かもしれない
↓
・他にもこういう経験なかったかな?
↓
・そういえば、幼稚園の頃・・・
このような感じで、できるだけたくさんの経験に則して、またできるだけ具体的に自分を形作っている「モノ」を見つけ出すと良いでしょう。
時間とお金に余裕のある方は、前田裕二さんの「メモの魔力」を読んでみると良いです。自己分析のやり方は、彼の手法が最も適していると、胸を張って言い切れます。
もう一度話を戻しましょう。
このように、深い自己分析を続けたら、自分の強みを表すキーワードが2-3つに絞ることができると思います。
そのあと
(ⅰ)その2-3つに順位をつけ、最も自分を形作るキーワードを選出する
(ⅱ)どうしても1つに絞ることが出来ない場合は、その2-3を足しあげて、1つのワードにできないか検討する
ここで重要なのは、少し具体性を持たせることです。
「明るさは誰にも負けない」よりも、「落ち込んだ場合、元気になるまでのスピードは誰にも負けない」の方が説得力がありますね。
世界一明るい・・
と言われても、もはや想像がつかないので笑
はい、ここまで来たら、あと少しです。
(A)ANA経営層のイメージ
(B)自分の素養、強み
これらがマッチするポイントを1つ見つけ出しましょう!
(B)は絞り切っているため、そんなに難しくないかと思います。
③あぽろならこうする!
これも結論からいきましょう。
(A)仏みたいに優しそうな人がいる
(B)腹を立てないランキングがあれば、日本のTOP1%にさえ入るだろう
僕の場合、このような感じで考えました。
(僕は自己分析ノート20冊分くらいやり切ったので、自分のことは相当理解しています!笑)
なので、「どんな状況に陥っても、怒らず、チームの雰囲気を高く維持できる」ことをアピールするでしょう。
具体的に、動画撮影で気を付けることは以下のことでしょうか。
・体調の良い日に撮影する。イライラが出ては話にならない。
・柔らかい色の服を着る。黄色とかいいかな。
・表情と声は終始柔らかく…
・自分が腹を立てないことで、チームにどういう好影響を与えるか伝える
個人的な考えですが、あまり戦略的にやりすぎても、暗い雰囲気になるかと思いますので、小難しく考えすぎないことも重要ですよ。
【最後に】
最後に「タメになるお話」を・・
せっかくnoteを購入いただいてますので、購入されていない方は知り得ない情報をお伝えしたいですね笑
ANAグローバルスタッフの採用方針は、よく「動物園のように」と言われているようです。
つまり、いろんな面白い人財を採ってこいということです。
高学歴だけじゃツマラナイ。
体育会だけでもツマラナイ。
文系だけでもツマラナイ。
こんな感じです。
その証拠に、本当にいろんな大学の者がいますし、TOEICなんて300点くらいの者もいる。
授業そっちのけで、世界一周していた者もいる。
だから自信を持ってください。
本当は普通の人なんていないのです。
自分の持っている素養を、自信満々に伝えてほしい。
皆さんの幸運を心よりお祈りしています!
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