感情は内臓から生まれる
2022年の私はよく怒った。フェミニストを馬鹿にするマッチングアプリで出会ったおじさんに。それから、元彼にも、今まで関係が良かった人に対しても。今までの24年くらいの人生の中で、怒ったことは数えるほどしかなかった。しかも明確に相手がいないことに怒っていたり、いわゆるわかりやすい怒りが湧いてくることはほとんどなかった。穏やかで、あまり感情を表に出さないタイプだった。
それが、2022年になった途端いきなり火山が爆発したように、怒りに任せて人に言葉をぶつけたり、感情が溢れて泣いたりした。これじゃあ不安定じゃないか。どうしたのだ私の体は。そう思った時に偶然耳に入ってきた情報があった。
みなさんは、感情というものがどのような仕組みで生まれているかご存じだろうか。私も最近知ったのだが、脳が内臓の状態と、外部の刺激とを推論して生み出しているらしい。厳密な表現をできている自信はないので、詳しくはこちらのPodcastを聞いてほしい。
乾先生の回は全部通して聞くのをお勧めしたい。
特に感情に関して話されているこの回の話は衝撃的だった。
そういえば、2022年の6月ごろ、大腸カメラをすると私の盲腸には潰瘍(できもの)があった。内臓の状態、悪い!私が怒る人になった理由は、もしかするとこの大腸の不調のせいではないか?このPodcastを聴いてそう思った。
急に私は怒れる人になったのか、まあ確かにこの世には理不尽なことは多いし、女性蔑視は日常に溢れているし、地球環境は悪化するばかりだし、そんなことがあって穏やかにいられる方がおかしかったか。そうポジティブに捉えられていた反面、怖かったのは涙だ。急に泣き出すことも多かった。
元彼に、私の要求が通らなくて泣いた。仕事に行く車の中で泣いた。怒った後に泣いた。急に泣き出すと、元彼は明らかにイライラした。車の中で泣くと仕事場に出て行けず、遅刻した。怒った後に泣いたのは迷惑かけなかったからいいけど、急に泣くと日常生活へのダメージがまあまあ大きくて困っていた。
これはメンタルが滅茶苦茶不安定になった、とかではなくきっと内臓のせいだったのか、と思えると少し救われた。
逆にいうと、これまで怒りが溢れなかった20年くらい、内臓はめちゃくちゃ健康だったのかもしれないなあとも思った。元気な内臓ありがとう。これから、ちょっと休むから、どうかまた元気になっておくれ。
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