私は汚いやつ
人の気持ちがいつもわかるわけではないが,ある程度気持ちが透けて見えてしまうことがある.それを知ったまま話すのがとてもつらい.
嬉しいとか悲しいとかならまだしも恨みつらみなんかだと本当に辛くなる.相手が直接気持ちを話すわけではないのがまた厄介で,こちらのことを考えて言わないように隠してくれているにも関わらず,言葉とか表情の端々,これまでの経緯なんかから不意に感じ取ってしまう.
普通に会話をしたいだけなのに,相手が話す言葉が本当か毎回のようにジャッジがかかるのだ.それも無意識に.これが大変に辛い.
気持ちが過剰にわかってしまう私のような人は他にもいるようで,
理由はおそらく,自分自身がその人と同じ経験をしたことがあるためだろう.
要するに,恨みつらみ含め数多く経験してきた奴ほどその人の気持ちが透けて見えてしまうのだといえる.
そうなのだ,一番汚いやつは私ということになってしまう.
,,,なんとかならんものか.