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自然と人間の育ち方は同じ。

は同じだなとよく思う。

特にそう感じたのは『奇跡のリンゴ』で有名な木村秋則さんの土の話を読んでいた時。

彼は約11年の歳月をかけて、絶対無理だと言われていた肥料なしリンゴ栽培に成功します。

それまでの苦労の話は、本当によく辛抱されて諦めずに続けてこられたなあと感心します。

自分が正しいと思うことを貫く大切さも教えてもらいます。

だけど最終的にもう限界、家族に申し訳ないからと自殺を決意して山に登られます。

そこで月に照らされたどんぐりの木をリンゴの木と間違って助けられるのですが、、、

この土。

この土の状態で木の成長が変わってくる。

これは育つ環境(土)によって、心の成長も変わってくるのと同じように。

自然にある土には豊富な栄養があって(自然のサイクルで自分たちで作り出せるのだそう)、

私たちの心がきちんと自立するようになるには、
甘えたり泣いたりダダをこねたり怒ったり、、、

そしてそのままを受け入れてもらえる体験が必要です。

これが心の栄養素になります。


これがないと、子供はだんだん、このままじゃダメなんだとありのままの自分を否定し始めます。

自分を否定される固い土の環境で育つと、
あったかい愛を知らず、自己否定の強い、ネガティブ思考な人生へと進みやすいです。

だから、
親も柔軟な心の体験が必要なのですが、負の連鎖は無意識に続いていきます。

誰かがどこかで気づいて変換していくまで。

木村さんのように。


よく思い出す言葉があります。
リューチェルさんの言葉。
「大人になってから自分を愛することってすごく難しい」

ほんとにそう思います。
時間もかかるし、もう一度痛みに触れなければいけないこともある。

だけど、
硬くなった土をほぐして、
ふかふかの愛情の大地で生きてゆく私たちをよく妄想します。



まずは私の大地を解してゆこう。



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