Perúのこと
世界地図で見ると、ペルーってなんだか近そうな。距離でいうと『15,501km』もあるそうです!直行便はないため、アメリカやメキシコを経由するのが一般的。ブラジルに行くよりはマシですが、乗り継ぎしていると首都のリマ到着まで1日かかっちゃいます。
ペルーは世界的に見ても、その国土の特質上、非常に多様性のある国です。インカ帝国の首都クスコをはじめとした歴史や、昔ながらの文化や伝統にあふれ、豊かな自然に恵まれているため、料理はバラエティに富んでいます。
地理はというと、南米の西側にあり、エクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア、チリといった国々と隣接しています。 国土は、日本の約3倍、人口は約1/4で、実は国土の60%がアマゾン(熱帯雨林)だと言われています。
また、有名すぎるマチュピチュを皮切りに、実は合計12のユネスコ世界遺産があります。ナスカの地上絵なんかもそうですね。(セスナで30分の飛行ツアーですが、絵を見るために左右にわざと揺らすため、乗り物酔いで絵の干渉どころではありませんでした。世界遺産については、別の章にて!)
ペルーの公用語はスペイン語ですが、ケチュア語、アイマラ語を含め、47の固有の言語があります。
ちょうど今年2021年は、ペルーがスペイン統治から独立して200周年です。日本のペルー大使館や領事館、関係する団体では、200年を祝う行事がたくさん行われ、もちろんペルー国内では独立記念日の7月28日は、国をあげて盛大にお祝いを行ったと聞いています。
耳にしたことのある『インカ帝国』は、スペインによる統治によって、『ペルー』と呼ばれるようになるのでした。
さて。各国の国旗には、その国の生い立ちや想いが込められていますが、ペルーも同様に、深い?意味のある国旗です。色使いが日本に似ていて、親近感がありますね。
『赤は勇気と愛国心を、白は平和と名誉を象徴する。』
サン・マルティン将軍の艦隊がピスコ湾に上陸したとき、突然、翼が赤く胸の白い数羽のフラミンゴが現れ、これを見た将軍が「白と赤が自由の色になるだろう」と言ったことに由来する、ようです。
※サン・マルティンはアルゼンチン人で、アルゼンチン、チリ、ペルー3国をスペインから独立させるために活躍した『解放と独立の英雄』と呼ばれている軍人です。
中央の紋章は左がラマ、右がキナというそれぞれペルー特産の動植物、下は財宝で豊かな鉱物資源を表わしています。
そう、この旗が示すように、ペルーには素晴らしい農産物が多く存在し、動植物も日本やアジア地域とは異なるものがあります。スーパーフードが多くペルーから輸出されているのもそうですね。この辺りは別の章で触れたいと思います!
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