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私を蝕む毒の行方

私はめちゃくちゃなアレルギー体質を持ってこの世に生まれ出てしまった。

アレルギーのデパートかよ。

アレルギー体質だと、猫、ハウスダスト、花粉、などなど、普通の人にとっては無害なものが有害になる。

体内にある、毒を貯めておけるアレルギーのコップが溢れたら、体に症状としてあらわれる。そのコップの総量は人によって違うので、一生発症しないラッキーな人もいるようだ。


アトピー

生まれてから2022年ごろまで、アトピーに悩まされ続けた人生だった。いつもどこかがカサカサでかゆい。掻くと皮膚がやぶれて血が滲む。服やシーツに血がつく。皮膚のダメージを最小限にするため、常に深爪。ステロイドや保湿クリームがないと生きられない。

新卒でブラックIT企業に勤めたときが人生で一番ひどかったな。鏡を見るとまるで化け物。毎日つらかった。

ブラック企業をやめたらだいぶよくなり、SEの仕事をやめてさらによくなった。出産したらもっとマシになったなぁ。真偽は不明だけど、子どもが毒を持ってってくれたのかもしれない。妊娠中にめちゃくちゃ祈った甲斐あって、子どもたちにアトピーが遺伝しなかったのは本当によかった。あんなつらい思いをするのは私だけでいい。

そんな人生のほとんど悩まされていたアトピーだけど、下記3点で治すことができた。

①ストレスをなるべく減らす

会社やめたらよくなった、っていうのはめちゃくちゃこれ。
私はストレスフリー主婦という肩書きでやらせてもらっているように、どんな軽微なストレスもなくしていくように心がけている。我慢してるとストレスに鈍感になるので、一切我慢しないように生活している。
ただ、我が道を行きすぎるわがままで人に迷惑かけることがあるので、最近は少し気をつけてる(苦笑)


②腸活

腸活で首以外のアトピーは治すことができた。特に便秘でもなかったけど、健康オタクなりに腸活してみたら、免疫力上がったり肌きれいになったり。いいことばっかだったのでおすすめ。

③スキンケア

スキンケアを変えることで首のアトピーも出なくなって、とうとう完治した!アトピーなので一生保湿はしていたけど、勉強して知識をつけバリア機能の保持を考えたことが功を奏した。
スキンケアについてはnoteも書いたので、興味ある方は読んでみてね。


アトピーの次は喘息

アトピーがよくなるにつれて、喘息がひどくなった。呼吸がしんどいと死がよぎる…

中学生くらいのときは喘息あったけど、大人になったら出なくなった。代わりにアトピーが悪化してたからだと思う。
いまのアレルギーの主原因は猫なんだけど、一回飼ったのを捨てるわけにいかないので。家を常にめちゃくちゃ綺麗にしてなんとか共存している。

猫アレルギーなのになんで猫飼ったの?とよく聞かれるが、猫飼ったことで冒頭で言ってたコップが溢れ猫アレルギーが発症したんだよね。猫アレルギーなのに猫飼ってる人は大体それだと思ってる。

数ヶ月に一度呼吸器内科に通院して吸入薬をもらい、症状を封じ込めている。


喘息の次は鼻

喘息を封じ込めたら次は鼻水ズルズルに。一日中鼻が詰まって鼻をかんでいる状態。鼻詰まりをなんとか楽にしたいと、2023年に

・下鼻甲介骨切除術
・翼突管神経切除術
・鼻中隔矯正術

この3つの手術を同時に受けた。部分麻酔で死ぬかと思ったほどしんどかったけど、術後は鼻が通り快適に!鼻水は変わらず出るけど、かめばOKになった。


そして現在、味覚の消失

こうやってアトピー、喘息、鼻詰まりをなんとか封じ込めてきた。そして2025年。まだ一ヶ月ちょいしか経ってないのに、すでに2回味覚を消失している…

鼻はほぼ通っているし普通に元気なんだけど、匂いと味が一切わからない。真っ白な世界に迷い込んだみたいだ。
食べるのは、味わうため。楽しみのため。
この白い世界では食べる意味が特になく、生命維持を意識しないと食べられない。そして痩せてってしまう…

今までの症状で一番実害がないような気もするけど、娯楽を制限され生きる楽しみが減るのは結構つらいことだと分かった。


毒の行方

私は健康オタクだけど、こんな感じで健康じゃないから少しでも健康でいたいだけなんだよね。ただでさえ自分にとっての毒が多いから、なるべく毒を取り込まないように。ちょっとでも快適に生きたいからにやっているだけ。別にストイックでもなんでもないよ。

アレルギー体質だと普通は無害なものも毒になる。常々感じているんだけど、体はなんとか毒を外にだしたい。毒を出そうとしてアトピーや喘息や鼻詰まりの症状として出る。どこかを治して封じ込めると、また別のところから毒を出そうとする。だから完全に健康でどこも悪くない状態には一生なれない…

そんなに遠くない将来、私は毒に殺されるんだろう。

私にできるのは、取り込む毒をなるべく減らして、そのいつかを遅らせる努力しかない。
それをやりながら、いつ死んでもいいよう後悔のないように生きたいと思う。

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