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丁寧なことばには思いやりが宿る

二子玉川のとあるインテリアショップでの出来事です。


店員さんがiPadのカメラを雑貨の棚のほうに向け、
画面上でお客様と思われる人と会話をしていました。


画面の向こうからは
「もうちょっと左のほうの…」という声が。


そのときのスタッフの方の返答にびっくり。


「え?左?こっちのことですか?あー、これね。はいはい。」


この会話でとても残念な気持ちになってしまいました。



そのインテリアショップは
おしゃれな人たちがよく訪れる、
かなり有名なお店です。


店内は常にセンスよく整えられ、
インテリアコーディネートも素敵。


値段も決して安い部類ではありません。


お店というのは物だけで
出来ているわけではなくて、
そこにいるスタッフの方のふるまいや
言葉づかい、笑顔など、
「スタッフさんも含めた空気感」に
価値を感じて訪れる人もたくさんいます。


この人がいる店だから行きたい。


この人から買いたい。


この人に接客してもらえると気分が上がる。


もしそういう人がつくる
付加価値が得られないとしたら、
ネットショップで事足りてしまうんです。


丁寧な言葉には思いやりが宿ります。


またこの人に、この店にお願いしたいという
気持ちにさせてくれます。


目の前の人に対して、
どれだけの温かい気持ちを込められるか。


ここに大まじめに、真剣になれるかが、
これからも長く愛される
人やお店であり続けるために必要な、
ちょっとした心がけなのではないかなと思っています。


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えいろ
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