丁寧なことばには思いやりが宿る
二子玉川のとあるインテリアショップでの出来事です。
店員さんがiPadのカメラを雑貨の棚のほうに向け、
画面上でお客様と思われる人と会話をしていました。
画面の向こうからは
「もうちょっと左のほうの…」という声が。
そのときのスタッフの方の返答にびっくり。
「え?左?こっちのことですか?あー、これね。はいはい。」
この会話でとても残念な気持ちになってしまいました。
♢
そのインテリアショップは
おしゃれな人たちがよく訪れる、
かなり有名なお店です。
店内は常にセンスよく整えられ、
インテリアコーディネートも素敵。
値段も決して安い部類ではありません。
お店というのは物だけで
出来ているわけではなくて、
そこにいるスタッフの方のふるまいや
言葉づかい、笑顔など、
「スタッフさんも含めた空気感」に
価値を感じて訪れる人もたくさんいます。
この人がいる店だから行きたい。
この人から買いたい。
この人に接客してもらえると気分が上がる。
もしそういう人がつくる
付加価値が得られないとしたら、
ネットショップで事足りてしまうんです。
丁寧な言葉には思いやりが宿ります。
またこの人に、この店にお願いしたいという
気持ちにさせてくれます。
目の前の人に対して、
どれだけの温かい気持ちを込められるか。
ここに大まじめに、真剣になれるかが、
これからも長く愛される
人やお店であり続けるために必要な、
ちょっとした心がけなのではないかなと思っています。
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