たまに「鬱」が消える。その時に見る普通の人の世界。(あくまで主観)
前のブログに一度書いたこともあるが、たまに
ふとした時、謎のポジティブ感が胸に湧き立つことがある。
「鬱」と呼ばれるものが、その瞬間だけ身から落ちるような感覚。身体が浮くように軽く感じ、気持ちや気分が信じられないほど軽くなる。
実際のところ、それが本当に「鬱」なのかは分からない。
精神科か心療内科か知らないが、鬱病なのか調べに行ったことも無い。行く術も気力もなかった。親に「精神病院に入れるぞ」とは散々言われたが。
だから実際、自分が鬱病なのかは分からない。
ふとした時に、水を大量に含んだ布団のような重くて身体にまとわりつくものが、一瞬、ストン! と落ちる時がある。
とてつもなく気分が良くなる。
その一瞬に思う。
「これが普通の人の世界?」
こんなにも身体も気分も軽いなら、確かにあんなに生き生きとした目にもなる。家に籠らず、どこかへ出掛けようと思うのも無理はない。人生を見つめ、より良い方向へ身体を向けるのも難しくはないだろう。
世の人の目は、キラキラしたり、遠くを見つめたり、疲れて下を向いたり、なぜあんなに表情豊かなのだろうと思っていた。その理由はこの水浸しの布団が無いからなんだろう、と思う。目というか、表情そのもの。
私は死んだ目をしている。それはミュラー筋のたるみで、常に半目になっているからだと思っていた。
ミュラー筋が正常ならそれなりに目が開いて、少しは目に光が宿っているはずだと思っていた。でも違うらしい。精神的に死んだ目になってる。
あの鬱が晴れる感覚は本当に一瞬で、世界を身近に感じたと思ったらすぐに消えてしまう。
せめて意図的に起こせれば良いが、それには起因と再現性を探らないといけない。そのやる気が湧かないのがどうしようも無い。
※ミュラー筋
まぶたを上げ下げする役割の筋肉。筋肉のくせに鍛えられず、一度たるむと二度と元に戻らない。ずっと半目になる。目を擦るとたるんでいく。
私は涙腺に障害があり、子供の頃から目を擦る習慣があった。本来は二重だったが、ミュラー筋がたるんでから一重の半目状態。美容外科で手術して治すしか無いらしい。(医療行為なので保険適用可)