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「株の暴落」と「ドル円の暴落」は全然意味が違う

久々にグローバルの株式とドル円がすごい売られ方をしています。
マーケット関連の記事には「ドル円の暴落により株価が暴落」とか「株価の暴落によりドル円が暴落」とか、相変わらずの無責任なフレーズが並んでします。
確かにここ数年ドル円も米国や日本の株もともに右肩上がりという状況が続いていたので、値動きには強い相関がありました。
あらゆる金融商品の組み合わせに対して言えることですが、相関関係はある時とない時があります。過去の値動きを知っているなら、現状のドル円と株式の相関関係はどこかの時点でなくなると考えるのが自然です。
そもそも、ドル円と株式市場がいつも同じ方向い動くはずなどないのです。

今さらですが、2024年8月の暴落直前まで米国の株式指数は史上最高値を更新していました。また、長らく低迷していた日本の株式指数も今年2024年にバブル崩壊前の1989年末の高値を上回り史上最高値を更新していました。長い目で見れば、少なくとも米国と日本の株式市場は常に右肩上がりに推移してきました。そして、その途中で何度も暴落を経験しています。
歴史を振り返れば、株式市場の暴落とは、速すぎた上昇ペースに対するスピード調整に他なりません。暴落してもやがてまた高値を更新する、それをずっと繰り返してきました。そして株価を再び上昇軌道に乗せるため、政策当局は前例にとらわれずありとあらゆる政策をとってきました。「今回の暴落が今までとは違う」などと考える理由はないでしょう。株価の暴落はつねに押し目買いのチャンスです。

では、ドル円はどうでしょうか?
史上最安値となった2011年の75円台から14年感ドル円も右肩上がりに上昇してきました。
でも、その前はどうでしょうか?
ドル円は1971年まで1ドル360円の固定相場制でした。1973年から変動相場となり、結局2011年まで40年にわたり長期的な右肩下がりの相場を続けたのです。2011年以降の上昇相場が実は「異常な相場だった」と言えないこともありません。

為替レートとは二つの通貨の交換レートです。ドル円とは米国の通貨ドルと日本の通貨円の交換レートです。アメリカも日本も自国通貨のフリーフロート制を採用しているので、ドル円レートは純粋に市場の需給バランスで決まります。為替レートには適正水準(フェアバリュー)があると言われ、理論的にはこのフェアバリュー近辺に落ち着くはずですが、現実は激しく変動します。相場にはトレンドがつきものです。上昇トレンドにあるものはさらに上がり、下落トレンドにあるものはさらに下がる、それがトレンドです。ですから、一度フェアバリューから外れてしまった為替レートは、上がり始めたら行き過ぎるまで上昇を続け、下がり始めたら行き過ぎるまで下落を続ける、これが歴史が証明する為替の動きです。現在のドル円は「高すぎる」という意見に異を唱える市場関係者は少ないでしょう。それでもトレンドがある限り「高すぎるもの」は上がり続けるのが為替相場の常です。でも、もしこの上昇トレンドが終わったのだとしたら、次は下がるしかありません
そもそも為替レートは安定していることが一番です。自国通貨が高くなりすぎても安くなりすぎてもひずみが出ます。一方で株価は高いほど世の中はハッピーです。
株価が暴落すれば何かしらの対策をするはずですが、ドル円がこの高い水準から暴落しても別に何もしません。

「ドル円の暴落」と「株の暴落」は全然意味が違います。
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