ワイルドアピスト導入のあれこれ。part-2-

アピスト飼育者最大の壁。
水槽問題。

ハマればハマるほど無限に増やしたい欲求と、ご家族との交渉難航の狭間で苦しむアレですね。笑

見事交渉を成功した方、そもそもブレーキがない等様々な方がいらっしゃるでしょうけど、殆どの方がアピストを購入する時に必ず行うのが・・・。

「水槽の準備」

まぁ必須ですよね。笑

この準備に際し、少しだけ気にして欲しい事があります。

【アピストは立ち上げたばかりの水槽が苦手】

飼育にかなり慣れている方は魚の様子を見て、こいつはこの水槽にしよう。
立ち上げた水槽はバッチリだからここに入れよう。
など、選択が出来ますが、慣れていない内は下記にご注意しましょう。

①水槽の立ち上げには”必ず”絶好調の水槽の飼育水を使って立ち上げよう。
②生き物の居ない水槽で「水を回している」という無意味さ。
③新しい魚は好調な水槽に導入、元いた魚を新しい水槽に。
④導入後は数日、少量をこまめに(毎日)水換えする
⑤導入を予定しているならフィルターを育てておく 笑
⑥導入直前(前日とか)に飼育水で半換水

これを気にするだけで劇的に導入は楽です。

①飼育水を使う事でバクテリアの定着を非常に早めます。
家庭の環境に既に慣れているアピストなら基本的にこの方法なら即移動してもダメージがありません。
濾過サイクルが既に出来ている為新しいフィルターを入れても立ち上がりは非常に早いです。

②空気中にも微生物は存在しているようで、長い目で見ればいつかは濾過サイクルが出来上がるでしょう。
しかしバクテリアも生き物です。
ご飯が必要。
例えば①で引っ越ししてきた飼育水にバクテリアが5匹住んでいた(なんだこの単位w)と仮定します。
この5匹が餓死しない為には、毎日5個のオニギリが必要だとします。
空気中から得られるオニギリが一日一個だとすると初日に4匹のバクテリアが餓死します。
その後、1匹だけ一個のオニギリで生き延び、魚が導入されます。
するとどうでしょう。
お魚さんから毎日100個のオニギリがもらえます。
食べても食べてもなくなりません。
初日は1匹で頑張って2個食べますが98個のオニギリが残り、腐敗します。
二日目には仲間を増やし4匹のバクテリアになりガンガン食べまくりますが1匹2個が限界なので92個も残してしまい、腐敗します。

腐敗したオニギリは水換え以外では排出出来ません。

それでもご飯が豊富なのでバクテリアさんはガンガン数を増やします。
100匹になるまでは常にオニギリが供給されるので余裕で増やせます。
50匹になれば有害物質を無毒化する軍団が出来上がります。

ただバクテリアが有害物質を無毒化してくれる数に増えるまで魚が耐えられるかどうかという問題が残ります。

どうでしょうか?
かなり極端に書きましたが、きっとこんな感じになってると思いますw
勿論ソイルなどを使用した場合等は水を回しておくのは良いことだと思います。

③ついつい新しく用意した水槽に新しく購入したアピストを入れたくなります。
だってピカピカですもんねw
ただ、輸入~輸送により多少なりともダメージを受けている個体を、過酷な環境に入れる事がベストでしょうか?
出来れば既に馴染んでいるアピストを新しい水槽に移し、新しく導入するアピストを既に好調な水槽に入れたほうが安心ではないですか?(・∀・)

ただ、これはまた難しい面もあります。
好調な水槽と好調に見える水槽は違います。
また、アピストの移動で底床を巻き上げてしまったり、蓄積していたゴミを舞い散らせてしまう事があります。

増設ではないので当てはまらないかもしれませんが、私は基本的に底床付近のゴミを全て取り除きながら水を全部抜き、他の水槽から飼育水を貰って導入予定の水槽を準備します。
(フィルターは弄りません)

準備や飼育に正解はないですが、飽くまでもこういう方法もあるよと言う事を知っていると「ほほう・・・なるほどね」と思う時が来るかもしれません。笑

④使用する水にもよるので「毎日ちょっと換えろって言ってたな!」と盲信しすぎないようにしてください。
水槽内の水質と大幅な違いがない水で少しだけ水換えしてあげると良いよってだけです。
(②を再度想像してみてください)


⑤アピストは衝動買いが多いとは思いますが、導入予定が決まっているならば別です。
他の水槽に新しい水槽で使うフィルター回しておきましょう。
メリットしかないはずです。笑

⑥めんどくさそう・・・って方にオススメな方法がこれです。
大体これで解決します。笑
やはり②を想像しながら飼育準備をすると良いと思います。



初日に餌を与えない方が良い理由はpart1で書きましたが、part2は魚の負担とバクテリア(濾過)に付いて書いてみました。


極端な書き方なので「そんな訳ねえだろw」というツッコミは不要です。笑

こういう妄想を交えつつ管理すると「この量の餌はまだ早いな」とか「そろそろ濾過が完成してきたから敢えて多めに給餌してみよう」とか飼育の幅が広がりますよ(`・∀・´)エッヘン!!


本やネットで手に入れた情報も大事です。
しかし、想像を少し働かせ、「こうするとこうなりそう」を予め考えておくと飼育の方法も少し変わって面白いかもしれませんよ(・∀・)


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