見出し画像

エリザベサエ

学名:Apistogramma elizabethae

飼育のしやすさ :★★★★☆(75点)
水質へのうるささ:★★★☆☆(想像より煩くはない)
繁殖しやすさ :★★★★☆(80点)
入手難易度   :★☆☆☆☆(よく売っている)
輸入状況    :2ヶ月に一度程

特記事項:揺るぎない一番人気。

適応水質:pH4.2~6.5(低pH超軟水を好む)

ブラジル ネグロ水系の様々な場所に生息(らしい)
したがってロカリティも様々付いてくるが、産地ごとの差異は殆どなく、眉唾なロカリティが多い。
*乾季だろうが雨季だろうが定期的に輸入されてくるので現地で養殖してるんじゃないだろうか・・(わからないけどw)

逆に個体差やロットごとに特徴が有ったりするので、理想の一匹を探すのが非常に困難。
そういう面では非常に面白いアピスト。

オスの尾びれは非常に珍しくラウンドテール>ライヤーテール(気味)>ランケオレート>スペードテールと成長によって変貌する。

また、小さなオスはメスへの擬態が非常に上手く、雌雄の判別は非常に難しい。(大きなオスにやられない為の変身なのか・・・それでも虐められるので効果は薄そうだが・・)

エリザベサエは難しい。
そう思った方の半分はオスオスで飼育していた可能性が無いとも言い切れない。

性格:非常に気が強くしつこい。

産卵傾向:月に一度程度。
縦に置いた植木鉢等を好む傾向がある。
警戒心も強い種類な為、見える所に産むのは稀。

産卵スイッチ:徐々にpHが下がっていく環境を好む為、ピート等で除々にpHを下げていくとその過程で産みやすい(産んだ後は取り除く)
ずっと低いままだと産卵周期が何故か伸びる。

注意点:性格がキツめなので一日中メスを追い回してしまう事がある。
餌を入れても出てこないようであれば弱ってしまう事もあるので強い方を隔離してあげよう。
エロモナスに異様に弱いのでなるべく低pHで管理したい。

稚魚が非常に小さく、水にもかなり神経質で餌のあげすぎや水質のちょっとした変化で全滅したりする。
産卵までは比較的容易だが、育成となるとかなり難しい種類。

底床選び:周囲の影響を受けやすいタイプなので真っ黒や真っ白よりも黒すぎない黒っぽい底床を選ぶと最大限に魅力を発揮する。

備考:とにかく挑戦してみたいんだ!という方はプロジェクトソイル5.2を底面フィルターーで使用するとサクッと飼える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?