なんか矛盾してね?
ここまではつらつらと水にまつわるあれこれを書いて来たつもりでおりますが
言いたいことの1/10も言えてないというw
まあ前の2つは大雑把に言えば簡単なんですよ。
要は「魚をよく見よう」
これだけw
翌日も調子いい確信があるなら放置すれば良いし、嫌な予感がするなら水換えしたらいい。
そういうお話です。
さて、アピストを飼いたいと思った方が真っ先にぶち当たる壁。
「アピストって難しそう・・・」
私も色々見聞きしますが、なんだか小難しそうな話が多い気がします。
やれ水質はこうであるべきだ。
やれバクテリアが重要だ。
やれ給餌は決まった量を毎日与えるだ。
やれ現地での環境はこうだからこうするべきだ。
(ヾノ・∀・`)ナイナイ
よく考えてみて。
アピストが生息してる川や池。
アピストしか居ないわけじゃないんですよ。
むしろアピストなんてオマケでいるくらいに多種多様な熱帯魚が食って食われてを繰り返しながら共存しています。
少なくとも私が採取したアピストなんてすぐそばでオバサンが洗濯してるわ、食い終わったスイカの皮が腐って沈んでるわ、子供は水浴びしてるわでカオスでしたが普通に生息してましたw
なのにどうでしょう?
アピストだけじゃないの?
こんなに水だ環境だバクテリアだ言ってるの。
○○テトラは現地ではこういう場所に住んでいるからこういう水質でこういう環境でそしてこういうバクテリアがこういうサイクルだからこうなんだ。
なんて小うるさい事言いながら飼育してる人、周りに何人居ます??
大体の飼育者の場合
「○○は弱酸性のほうがいいよー」「○○は丈夫だよねー」
「ちょーかわいー!」
こんな程度じゃないすか?
アピストもそうよ(´・ω・`)
だって似たような場所に住んでるんだもんw
当然似たように飼っててもなんら問題ありません。
上手く飼えてるのが正解であり、失敗続きなら不正解。
どんな魚も一緒っすよこんなん。
私の性格は多くの方がお気づきでしょう。
一言で言えば「雑」
何するのも雑なんです。
その私が、恐らく日本では最もアピスト繁殖経験あるんじゃないですかね。他にお前より絶対繁殖経験多いわ!って人いたらどうぞ名乗り出てください。
F1を大事に綺麗に育ててこその繁殖だとお怒りになる方もいるかもしれません。
でも私アホみたいに飼育経験積んでるので、そもそも下手な訳ないじゃないですか(´・ω・`)笑
当店にお越し頂いた経験がある方はみんな恐らく見てますよね「ここ子育て中です」水槽がやたらあることを、そしてめっちゃだらしないって事をw
こんな私が非常に雑に飼ってても余裕で元気。
それがアピストです。笑
なんならひどい時は毎週土日は釣りに出かけていたので当然なんの世話も出来てませんがきちんと飼えてますし維持できてます。
むしろ「あそこのアピストは凄い!」なんてお褒めの言葉を頂くことも。
(ありがたいw)
当然拘りのある飼育してる方に異論を唱えてる訳ではないんです。
拘ったっていいじゃない。
趣味なんだもの。
ただ、それが正解なのかといえばそうではないんです。
何回も言ってますが「その人の水槽ではね」が頭に付くんで参考にして真似しても同じ結果にはなりません。
水槽の中は化学式ではないんです。
小宇宙-コスモ-なんです。( ー`дー´)キリッ
アピストの環境作り。
コツは間違いなくありますが、考えすぎても碌な事起きません。
弄れば弄る程ドツボに嵌り、アピスト難しいからやめようかな・・・なんてパターンを目にします。
それは参考にした環境が不正解だった訳でも、上手く自分で出来ていなかった訳でもありません。
「その水槽には合わなかった」やり方をその時は行っていただけです。
もしくは、たまたまその魚が死んじゃっただけ(これ大事)
あんな小さな魚ですもん。
最高の環境であれば、のべつくまなく長寿かと言えばそんな事はありません。
誰だって死なせる事はあります。
上手そうな人は全然死なせてなさそうじゃないか!!!
(ヾノ・∀・`)ナイナイ
死んでしまったという事を言わないだけ。
どんな上手な飼育者も結構死なせてますよ。
だって魚だもん。
その中で自分はうまく行った方法を、なるべく分かりやすく、なるべく説得力を持ってアドバイスするので聞き手側は難しく捉えがちですよね。
熟練者は寄生虫や病気などをある程度予見出来るし対処する手段にも長けてます。
それだけ死なせてきてるからね。
今、上手く行かない事が続いていたら
「なぜこの魚は死んでしまったか」
の、思い当たる節を何十個でも並べていきましょう。
きっとその中の一個に原因があります。
そしたら次は簡単じゃないですか
「思い当たることをしない」
魚の命も大切ですが、それを鑑賞する事を趣味としている私達にはやるべき事は一つなんです。
とりあえず愛でる
後悔してもアクア辞めても死んだ魚は生き返りません。
しかし反省するべき部分を見つけて次の飼育に活かす事は大事です。
修行してる訳じゃなくて、好きで飼ってるんだからね。
楽しい趣味なんですから、苦しみながら葛藤するより
次こそ上手くやってやんぜ!くらいのテンションの方が良いですよ。笑
アピストの最大の矛盾点。
それはデリケートと思われているのにアホみたいな適応能力を持っている。
これでしょうか。
ベテランになればなるほど口にする水質やバクテリアのお話。
体型や餌、その他裏技的なコツの数々。
こうした話を聞くと「アピストって結構飼うの大変なんだな」と思うでしょう。
でもこれって、そこまで重要じゃないんですよ。
説得力のある単語を交えて話すと、さも本当に凄い難しい話に思えますが、そんなに気難しい魚じゃありません。
あんな小汚い(失礼w)場所に棲んでるくせに、日本の水槽に来た途端に「朕は此の様な水は好かんぞ。」なんて言い出すかっての( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
せいぜい「うぉ!!!!!!メスだ!!!!めっちゃ近くにメス!!!!(腹減ったな・・・・)お!またメス見えた!!!!此の水ちと嫌だな・・・でもメスいるし!!!!」くらいの頭しかないですよアピストなんて。
水を弄るなというイメージのアピスト。
だったらショップで売れる度に減っていく水は足さないの?
足してるならそれって結局のところ高頻度の水換えじゃね?て思いませんか?
私は思います。
ほんとに水弄っちゃダメなら売れる度に水を足すとその分調子崩していく訳で、弱っていく個体を売っていく事になるって事?
そんなデリケートな魚怖くて売れないぞw
餌は一定量。
じゃショップでは売れた匹数分きっちり計算してんの?
大体だろこんなもんw
適当量だよ、適当量。
上手く飼うコツ教えろよ!
産卵床の形状と配置だけは重要だぜ(ここしか気にしてないw)
でも適当な場所にも産む時は産むから最もどうでも良いのかもしれないw
もちろん最高の発色を求めたら気を使う部分は出てきます。
でもそういう上手な人は飼育設備も長年の経験で魚に合わせてきてますしね。
照明や撮影機材とかなんて最たる例かなと。
私はこの部分興味がないのでひどいもんですw
うちなんてアピスト水槽はVIP水槽と呼ぶ30キューブですら2本並べて60cm用の18wの"蛍光管"一灯ですよ(´;ω;`)
さて、仕事もしたいし、取り留めもなくなってきたので今回はここで終わらせて、次はどれほどアピストがデリケートではないかを話していこうと思います。
本日の教訓
・アピストだけが特殊な環境に生息してる訳じゃないんだから適当な小魚飼うつもりで適当に飼育しても全然いけるよ
(最低限の熱帯魚飼育スキルは無いとダメよw)
・せっかく上手く飼えてたのに、更なる高みを目指して誰かの飼育を真似すると最初は結構死ぬよ
(どんな魚も一緒だけどね)
・どんな人も結構失敗重ねてるよ
(自信無くさないでいいよ)
・最高の状態を見たいという情熱がマスト。
以上( ー`дー´)キリッ
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