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マクマステリィ(ヴィエジタ)レッド(スーパーレッド含む)

学名:Apistogramma macmasteri var.
                                      (viejita)

飼育のしやすさ :★★★★☆(80点)
水質へのうるささ:★★☆☆☆(特に気にせず平気)
繁殖しやすさ :★★★★☆(80点)
入手難易度   :★☆☆☆☆(よく売っている)
輸入状況    :2ヶ月に一度程

特記事項:ヴィエジタ名で来たりマクマステリィで来たり名前が最もあやふやなアピスト(後述あります)

適応水質:pH5.5~6.8(比較的軟水を好む)

マクマステリィをヨーロッパで改良品種された物が多く流通する本種。

実は外国の方はあまりアピストに詳しくなく、マクマステリィとヴィエジタの見分けが付かなかったと言われている。
運が良いのか悪いのか、マクマステリィとヴィエジタは交雑する事が知られており、もうどうやって改良品種を行って本種に至ったのか定かで無いために両方の名前を使って流通してくる事が多い。
一般的に「マクマステリィ」として販売しているお店と「ヴィエジタ」として販売しているお店に分かれるが、熱帯魚問屋への入荷の際も名前がどちらの場合もあり混乱に拍車をかけている。
(結局何をどう掛け合わせたのか不明なのでどっちの名前でも正解と言えるしとん屋の販売名と逆に名前を買えて売るお店もある。/私はその時の気分)

レッド、スーパーレッド、レッドショルダーなど赤の面積を指す場合が多いが、これもロット毎に色の範囲はバラツキがあり、レッドの方がスーパーレッドで来ていたロットよりも色の範囲が大きく赤が濃いなんて事も多々ある。
赤ければレッドと思っておけば間違いない。
(以前は本当に赤い個体がスーパーレッドとして流通していた。代表的な物ではウィルヘルム氏ブリードの物だろう)

体の色が白色のゴールデンタイプも近年多く輸入されている。

性格:ややオスがメスを追う事が多い。
産卵後はメスが非常に強くなるのでオスの隔離を即座に行いたい。
(何故か雌雄で稚魚を分担して育てる傾向もあったりする)

産卵傾向:月に一度程度。
縦に置いた植木鉢等を好む傾向がある。
メスのパトロールがかなり激しく、卵の場所を忘れるのではと思うほど外的には厳しく執拗に追撃する。


産卵スイッチ:徐々にpHが下がっていく環境を好む為、ピート等で除々にpHを下げていくとその過程で産みやすい(産んだ後は取り除く)
ずっと低いままだと産まなくなる場合がある。
中性付近でも構わず産卵するが食卵してしまう事もあるので6.0~6.5近辺を狙うと良いだろう。
5.5などで産ませた場合、稚魚浮上後pHが下がりすぎてしまいコントロールしにくい。


注意点:子煩悩というか稚魚をよく連れ出し、非常に大事に見守る傾向があるが、何故か子育て中に突然死しやすい。
子供がある程度の大きさになったら適度に水換えを行うと良いだろう。

底床選び:周囲の影響を受けやすいタイプなので真っ黒や真っ白よりも黒すぎない黒っぽい底床を選ぶと最大限に魅力を発揮する。
真っ黒の底床では体が黒ずんで見える。

備考:非常に表情のあるアピスト。
攻撃スイッチが入ると目が変わる。(猫目になる・・気がする)

赤いアピストは種類が少ない為、赤が好みな場合は是非飼育してみて欲しい。

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