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GT7で使うならどっち?FANATEC CSL Pedals vs CSL Elite Pedals
どうも、岡田です。
今回は先日家のシミュレーターに導入したハンドルコントローラー「FANATEC DD Extreme」に組み合わせる、FANATECペダルの比較・検証記事です。
DD Extreme紹介記事の時に、「CSL Elite Pedals」を使用していると書いてましたが、実は色々ありうちにはもう一つ「CSL Pedals」もありまして…
せっかく二つあるから、比較しちゃおう!
という趣旨になります🙇
■ペダル購入時に色々とあり…
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FANATECのプレステーション5対応ハンコンの中で、最もハイエンドモデルとなる「FANATEC DD Extreme」
このハンコンはペダル別売りとなっています。
(下位モデルの「DD Pro」にはペダルがバンドルでついてくるのに…)
そこで、DD Extremeが手に入ってすぐにFANATECの公式サイトで「CSL Pedals」と「CSL Load Cell Kit」を購入したのですが、ZENKAIRACINGの兒島君がCSL Pedalの上位機種となる「CSL Elite Pedals」を譲ってくれるというので、FANATECからペダルが届く前に兒島君から譲り受けたCSL Elite Pedalsを使っている状態でした。
正直「上位機種のCSL Eliteペダルが手に入っちゃったらCSLペダル要らないじゃん…」って感じだったのですが、せっかく買ったので取り付けてみてフィーリングを試し、比較記事を書いて、良いと思った方を使おうという魂胆でございます。
■FANATEC CSL Pedals&CSL Load Cell Kit
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FANATECより到着したのが、この「CSL Pedals」と「CSL Pedals Load Cell Kit」です。
FANATECのシミュレーター用ペダルは、現行のラインナップでは3グレードあり、今回購入したものは最も下位のモデルとなります。
なぜこれを選んだかというと、価格もそうですが、DD Proに標準でついてくるペダルであり、公式大会を始めとしたオフラインイベントで使用されるのがこのペダルだからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730877008-Oa2pES8qTmtLsINXeMilFzRG.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1730877037-HGtogKWFUTu2csnIA4qCrJdk.jpg?width=1200)
CSLペダルは本来ポテンション式の安価なペダルで、FANATEC公式サイトでの価格が12,900円とお手頃な感じ。
ロードセル式にするための追加ペダルとして、CSL Pedals Load Cell Kitを付けた3ペダルバンドルの価格が32,100円となっております。
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組み立てるとこんな感じ。
上位モデルのCSL Eliteはペダルをプレートに取り付けるボルトがM8と大きかったのに対し、CSLはM4?のトルクスボルトです。
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最初からロードセル式で使うつもりで購入したので3ペダルですが、元々は写真手前の黄色いスポンジが付いてるペダルがブレーキペダルでした。
CSLのロードセルブレーキペダルは4つのブッシュでブレーキの硬さを表現していますが、ここを柔らかくしたりバネに変えたりするオプションパーツは付属されていません。
公式のアクセサリーパーツにもCSLペダル用のアクセサリーキット的なものはラインアップされていませんので、ペダルの硬さやストロークを調整したい場合はモノタロウとかに売ってる汎用のバネやゴムを仕込むしかありません。
■CSL Elite Pedals V1 vs CSL Load Cell Pedals
ということで、前回まで筐体にセットしていた「CSL Elite Pedals V1」と、今回届いた「CSL Load Cell Pedals」を比較してみたいと思います。
まずは上位グレードのCSL Elite Pedals V1から。
使用ソフトはグランツーリスモ7で、プジョーVGTで鈴鹿サーキットを走ってます。(JEGTの練習合間にやってますので)
CSL Eliteペダルの特徴は、CSLのロードセルキットよりも強い踏力に対応している所。(CSL:60kg CSL Elite:90kg)
しかし、滅多に90kgの踏力なんて筋力トレーニングでもない限り使わないし、グランツーリスモのブレーキの使い方であれば、むしろブレーキペダルのストロークを取って少ない踏力の中でコントロールできるようにしたいところ。
そういう意味では、性能面で言えばCSL EliteでもCSLでもどちらでも良いって感じなのですが、モノとしての質感はCSL Eliteの方が高く感じます。
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ペダル全体が黒い結晶塗装されているのもかっこいいし、ペダルの踏み面は面積があって3ペダル操作時のヒール&トゥーもやりやすいです。
ペダルの位置も調整が効きます。
また、クラッチ操作など、ペダルを激しく操作してもカチャカチャした音が全く出ないのもイイですね!
(動画内でシフト操作時に鳴ってるのはパドルシフターの音)
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僕は兒島君から譲り受けましたが、FANATEC公式サイトで新品のV2モデルが48,100円で販売されています。
CSLペダルのロードセルキットと違い、ブレーキペダル用のオプションパーツ(バネ2種、ゴム3種類?)も付属しての価格です。
続いてCSL Load Cell Pedalsを試します。
まず第一印象…ブレーキペダルめっちゃ硬い!!
これはASETEKペダルの初期セット並みに硬いし、ストローク量(可動範囲)もめちゃくちゃ狭いです。
また、作りが簡素なのもあり、3ペダルでクラッチ操作をしたと時などは、ペダルからカチャカチャ音が鳴ります。
ヒール&トゥーも踏み面が細くてCSL Eliteの方がやりやすいです。
ブレーキペダルをアクセル側に寄せたら改善はされそうですが…。
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ただ、簡素ゆえに特にスロットルペダルのフィーリングはダイレクト感があって、CSL Eliteよりもアクセルのコントロール性は高く感じました。(横文字祭り)
ツルツルしてて滑りそうなデザインのペダル踏み面も、レーシングシューズなら操作しやすいし、意外と素足でもいい感じです。
ただし、靴下を履くとすっごい滑るw
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CSL Eliteより17,000円安いですが、印象としては値段相応なクオリティです。
ただ、せっかくのロードセルペダルなのにバネやエラストマーでセッティングできるものが付属してないのが残念ですね。
ネット上では色々CSLペダルの操作感を、もっと市販車寄りに柔らかくするためのMODパーツやバネのレビューが上がってますが…
そういうの買うの、めんどくさいっすよね(笑)
■CSLペダルはイゴール選手の裏技セッティングがオススメ!
そんなCSLペダルユーザーの悩みを解決してくれるのが、「大村くん」ことイゴール・大村・フラガ選手の動画。
![](https://assets.st-note.com/img/1730939063-lXQgdHrFpWf2TcjtIwMY8OxZ.png?width=1200)
イゴール選手のシミュレーター環境でもFANATEC CSL Load Cell Pedalsが使われているのですが、動画内で「元のブレーキペダルについてるスポンジを抜いて、ロードセルペダルに使っている」という説明がされています。
![](https://assets.st-note.com/img/1730939226-2UYEgdh03kib8esZDB7aKAwT.jpg?width=1200)
現物を見てみると、元のポテンション式ブレーキペダルには薄黄色のスポンジが入っていて、この反力でブレーキっぽいフィーリングを作り出してるようです。
で、こいつを抜き取ってみると
![](https://assets.st-note.com/img/1730939298-KjhrJwvbkf7A9QMizS1o30Dn.jpg?width=1200)
ご丁寧に真ん中に丸穴が空いてるんですね。
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その穴にロードセルペダルのシャフトを通して使うことが出来ます。
・・・これ、絶対こういう使い方出来るようにスポンジに穴開けてるだろ!
と思わされるフィッティングの良さですw
これで、元のゴムパーツよりも初期タッチが柔らかくなり、ペダルストローク量も増えるだろうというセッティングですが、果たして…
結論から言って、これめっちゃくちゃイイです!
動画で伝わるか分かりませんが、確実にブレーキペダルのストローク量が増えていながら、柔らかすぎず微妙なコントロールが元の仕様よりもやりやすくなってます。
うーん、これはCSLペダルの方を使い続ける…かも。
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先にも言いましたが、モノとしてはやっぱりCSL Eliteの方が質感が高くてかっこいいし、ヒール&トゥーもやりやすいので、普通にグランツーリスモでもPCシムでも遊びたくて、FANATECデバイスを揃えたいんだという方には、17,000円高くてもCSL Eliteの方がオススメできます。
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ただ僕の場合、どちらかと言えばeモータースポーツ競技、それもグランツーリスモ寄りに振りたい筐体で、ヒール&トゥーを使うこともほぼ無く、大会の練習がメインユースという事を考えると
・オフライン大会でも使われている(ペダルは非ロードセルだけど)
・アクセルペダルのフィーリングが良い
・ロードセルのブレーキがイゴール選手仕様にするとめっちゃ良かった
という点から、CSL Load Cell Pedalsの方を使いたいかな、という感じです。
ハイエンドハンコンのDD Extremeと、一番ローエンドペダルなCSLペダルの組み合わせではありますが、DD Proから乗り換えた人なんかは、この組み合わせの人が多いのかもしれませんね。
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ということで、今回はFANATEC CSL Load Cell Pedalsのレビュー&比較記事でした!
個人的にもCSLとCSL Eliteで悩んだので、誰かの参考になればこれ幸いでございます。
今回は以上!
岡田