なっつ

北海道教員。中学数学→小学校→特別支援級。西川純『学び合い』に出会ってから教室での学びやすさと子どもたちにつけてほしい生きる力について思考、実践。整体やビジョントレーニングなど体と成長について考察。教育サークル「子どもの姿を語る会」所属。

なっつ

北海道教員。中学数学→小学校→特別支援級。西川純『学び合い』に出会ってから教室での学びやすさと子どもたちにつけてほしい生きる力について思考、実践。整体やビジョントレーニングなど体と成長について考察。教育サークル「子どもの姿を語る会」所属。

最近の記事

見取る力とビジョン・トレーニング

私がお世話になっているメンタルウェルネストレーニング協会のビジョン・トレーニングの講師によると、見取る力も、ビジョンの1つらしい。 昔の私は、本当に見取る力が少なくて。教室の全体的な雰囲気とかはわかるけれど、子どもの動きから情報を読み取ることが苦手だった。 私が初任の頃にお世話になった尊敬する先輩は、まるで場面を記憶するように子どもたちの動きから事象を読み取って指導していた。(いや、もしかしたら彼女もADHD傾向持ちで、場面記憶のスキルを持っている方なのかもしれないと、今の

    • 発達障害グレーゾーンは後天性のものではないのか。~脳科学・身体的側面から考える~

      10年ぐらい前から、通常学級における「グレーゾーンの子ども」が目立つようになってきた。それにともない、特別支援学級にもグレーゾーンの子どもの転籍が増え、特別支援学級在籍数ならびに学級数、または通級における指導を受ける子どもが激増し、特別支援学級在籍数は2倍以上にもなっている。  参照:特別支援教育の充実について 文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 https://www.mhlw.go.jp/content/001076370.pdf どうしてこんなことになっている

      • 正しくしか鉛筆を持てなくなるアイテム

        Facebookに、「正しくしか鉛筆を持てなくなるアイテム」についてupしたら、作り方を知りたいという声があったので、こちらに。 これは、メンタルウェルネストレーニング協会のビジョントレーニング講座で教えてもらったものです。 鉛筆の持ち方が悪いと、先っぽを見るのに自分の手で隠れてしまい、体を捻って見たり目を片方しか使わないで見たりして体のバランスを崩してしまうので、正しい持ち方は大事!と講師の岸さんが色々考えて作ったというもの。クリップとか、色々な補助方法はあるけど、鉛筆を

        • 教員の働き方改革について考える。

          授業づくりネットワークNo.46のテーマは「働き方改革は授業を変えているのか」。働き方改革について、さまざまな切り口から述べられている。一応雑誌になるんだろうけど、書籍のような内容の濃さ。(その中に私も1部書く機会をいただいたけれど、私の書いた内容がこのすごい雑誌にどんな風に影響しているかは、自分ではわからない。色々な方がちょっとずつ述べている雑談の大切さを私がまとめて整理したような感じ?) 全部通して読み終わって思うのは、やっぱり改革ありきでは改革は進まないということ。

          行間、背景に思いを馳せることができる、またはできない

          入院のお供に三浦綾子の「天北原野」を読んでいる。 ダンナのお母さんの遺品で、ダンナが読もうと思って持ち帰ったのを放置してあったから私が先に。 読み進めて、なんでダンナが読もうとしたのかわかった。ダンナの母方は樺太引き揚げ。まだ上巻の半分ぐらいしか読んでないから、どう関わるかわからないけど、あまり本を読まないダンナが、それでも読む三浦綾子。 読んでいて、三浦綾子の、全部は書かない書き方、行間から推測させたり、その後の繋がりを推測させたりする書き方に久しぶりに触れたと感じた。1

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